【書評】 ライフ・イズ・ベジタブル

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まずは献本御礼。有機野菜などを宅配してくれるオイシックス社の創業物語です。

ストーリーとしては創業者の高島さんが学生ベンチャーでがんがんチャレンジし、いったんはマッキンゼーに就職、そのあと仲間たちと再び合流してオイシックスを立ち上げたはいいけどトラブル続きでさぁ大変、でもみんなで解決しつつあるよ!といった感じです。

こうした創業物語では「トラブルにはまったときにどう解決するか?」「その企業独自の文化を作るためにどうしているか?」の2点が個人的には気になるのですが、同社でも「なるほど!」と小膝を叩いてしまう考え方を実践されていてとても勉強になりました・・・。

読んでいたら付箋だらけになってしまいましたが、いくつか個人的にぐっときたポイントを紹介しておきます。

■ サンクチュアリの約束

好きな漫画は?と聞かれたら躊躇なく「サンクチュアリ」と答えることにしているのですが、まさかオイシックス創業にこのマンガが大きく関わっているとは!というのが一番びっくりした(&うれしかった)点。

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» サンクチュアリ (1) (ビッグコミックス)

学生ベンチャーでうまくいっていた高島さんでしたが、さまざまな理由からいったんはマッキンゼーに就職。しかし負けず嫌いだと自分でわかっていた彼は独立するきっかけを作らずに就職したらそのまま流されてしまうのではないか、と心配します。

そこで考えたのが「仲間たちと数年後に合流して起業する約束を事前にしておくこと」でした。そうしたストーリーがたしかにサンクチュアリにはあり、仲間内でこのマンガを回し読みしていたとのことだったので、実際に「時が来た!」ときにテンション高く創業できたのでは、と想像します。

日本人ほどマンガ好きな民族もなかなかいないと思いますが、こうした「マンガによるコンテキストの共有(難しく言えばいいというものではないけど)」はもっと活用したいところですよね。いろいろうまいなーと感心してしまいました。

■ チャンスゲーム

好きなビジネスゲームは何か?と言われたら「チャンスゲーム」と答えることにしていたりします。これは二人がペアになって行うもので、一人が社長役、もうひとりが部下役です。

やり方は簡単で、部下がいま起きている問題を次のように社長に進言し、社長はそれに対して次のように答えなくてはいけない、というものです。

部下「社長、大変です!◯◯という問題が起きました!」
社長「なに、それはチャンスだ!なぜなら〜」

まぁ、ピンチをチャンスに!的な発想をするための会話テンプレートですが、シンプルながら「困ったときこそ前向きに行け」というシーンで効果的です。

そしてピンチやトラブルが雨あられ、というオイシックス創業期においてもそうした考え方がシステマチックに実践されていたようです。

その一つでなるほどね!と思ったのが「ピンチは楽しめ!」という社内文化として、「ピンチにテーマソングを決める」が実践されていたこと。困ったときにテンションが下がっていてもしょうがないので、なんか盛り上がっていこうぜ!という気概が感じられてとても良い仕組みなのでは、と思いましたよ・・・。


他にもいろいろあったのですがこのぐらいで。

あと「マッキンゼー時代に社内での自分の評価を操作した方法」というのに「おぉw」と思いましたが、これは是非本書で読んでみてください。起業を考えられている人のほか、いままでとは違ったやり方で何かにチャレンジしてみたい方におすすめかと思います。

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» ライフ・イズ・ベジタブル―オイシックス創業で学んだ仕事に夢中になる8つのヒント

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