【書評】 日本一の変人経営者 – CoCo壱番屋を全国チェーン店に育てた男の逆境力

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さてひさびさに書評。個人的にもよく利用しているCoCo壱番屋の創業物語を読みましたよ。

名古屋の一喫茶店から、全国チェーンに成長していくまでの物語が痛快で、一気に読み終えることができました。

創業者の宗次さんは、もともと不動産業を営んでいたのですが、飲食のおもしろさに目覚め、業界の常識を知らなかったからこそ次々とオリジナルな戦略を打ち出していきます。

CoCo壱番屋は身近すぎて意識したことがなかったのですが、あぁ、こういう企業だったのね、とわかってまた見る目が変わりましたよ(というか、読んだ後すぐに食べに行きましたw)。CoCo壱のカレーが好きな方はいかがでしょうかね。

なお、いつものように個人的にぐっと来たポイントをざっとまとめておきます。

■ お客様 笑顔で迎え 心で拍手

宗次さんが飲食をやるにあたって打ち出した戦略の一つが「形は真似できても、心は真似できない」というもの。メニューや値段などは誰でも真似できます。しかし、真似ができないのは「居心地の良い空間」です。そのためにはお客様が来たら心で拍手するぐらいの気持ちをもたなくては、と彼は考えていたのです。

その考えが「お客様 笑顔で迎え 心で拍手」という同社の標語に現れています。彼自身、これは「日本一の標語だと思う」と語っています。

■ 朝の1時間は夜の3時間に匹敵する

一番シンプルな成功法は「早起き」だと断言する宗次さん。現役時代は朝4時台の出勤を欠かさずしていたそうです(すごいな・・・)。

朝は誰からもじゃまされず、しかも実践するのにコストがかからない、良い経営をしようと思ったらこれ以上のやり方はないのではないか、と彼は主張しています。

しかし早起きはつらいもの。そこで宗次さんが実践したのは「目覚ましがなったら何も考えずにとにかく飛び起きること」にしたそうです。もちろん飛び起きてもねぼけているのですが、そこから水を飲んだり、動いたりしているうちに目は覚めてきて、10分後には出勤していたそうです。

■ 売上げ不振の店は掃除でよみがえる

同社で実践しているものの一つに近隣の掃除があります。これは継続してやることが大事だそうです。誰が見ているから、というわけでもなく、とにかく制服を着て掃除をし続けます。

すると近隣の人は「掃除を徹底的にやるような店なら安心だ、この店を利用したい」と思うようになります。彼の経験からも多少の売上げ不振だったら、半年の掃除で業績はよみがえる、と確信しているそうです。

■ お水ください、では負け

「心のサービスにゴールはない」と彼は主張します。特に彼の奥様は店内の気配りに余念がなく、「お水をください、と言われたら私の負け」と思っていたそうです。お客様がそう言うまえに率先してお水を注ぐ、それをするためにお客様への目配り、気配り、心配りを徹底していたそうです。

他にもぐっと来るポイントがたくさんあっておすすめですよ。決して派手だったり、ITを駆使した施策などがあるわけではないですが、心を込めて経営するというのはこういうことか、と感銘を受けました。

まぁ、実際の店舗に行ったら行ったで、言いたいことがないわけではないですが(汗)、創業者が何を目指していたかを知ることで、また違った楽しみ方ができるのではないですかね。よろしければどうぞ。

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» 日本一の変人経営者

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