Y Combinatorではどういった活動が行われているか?
- September 28th, 2010
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Paul Graham率いるVC、Y Combinatorが何をしているところか、本人が説明している記事があったので超訳。気になりますよね、YC。
以下、ざざっと。
■ 概要
YCでは3ヶ月におよぶ起業家支援プログラムを年に2回開催します。期間は1月~3月と、6月~9月。参加する起業家達にはその間、シリコンバレーに引っ越してきてもらいます。そこで我々はさまざまな支援を行い、最後に「DEMO Day」と呼ばれるイベントを行います。ここで投資家達に彼らの成果をプレゼンしてもらうのです。
■ 活動の詳細
YCではプログラムの開始からDemo Dayまで次のような活動が行われます。
- Dinner
- Office Hours
- Angel Day
- Demo Day
- その他のイベント:Prototype Day
- その他のイベント:Rehearsal Day
- Foundations
YCの参加者は毎週開かれるDinnerに参加しなくてはいけません。Dinnerといっても6時間ぐらいかかるのですが。集合は午後6時。そのときには今週の成果を持ってきてもらいます。
そして7時ぐらいにゲストが来ます。我々が個人的に知っている成功した人たちです。そしてしばらく雑談してから食事をします。そしてデザートのときにゲストのスピーチが始まります。
このスピーチは完全にオフレコになっています。その方が起業家にとって価値がある内容だからです。正直にいうとこのオフレコトークこそが起業家にもっとも必要なアドバイスだと思っています(成功事例ではなくて、失敗事例の方が参考になったりするからです)。公開できないのが残念ですが、公開してしまうとゲストがしゃべってくれないので悩ましいところです。
そのあとはQ&Aになり、起業家達とゲストが交流をします。ゲストと連絡先を交換してそのあと会う人たちもいるようです。
YCにはフルタイムで3名のアドバイザーがいます。そして外部には2人のテクニカルアドバイザー、そして1人の弁護士がいます。法律関係のサービスは無料で受けることができます(期間の後半にはシリコンバレーの信頼できる弁護士を紹介するようにしていますが)。
起業家達はオンラインでミーティングの日時を予約し、やるべきことのいろいろについて我々に相談することができます。この時間に制限はありません。何時間でも何回でもかまいません。
ミーティングで話すことはそのときどきで変わりますが、10%ぐらいの時間は大きなビジョンについての議論に費やされます。日々の問題を解決することも大事ですが、こうしたビジョンも大事ですし、我々が得意な分野でもあるからです。
また、我々と話しているうちにアイデアがかわることもしばしばです。だいたい15%ぐらいは我々との議論から生まれたアイデアにシフトしていきます。
最初のステージで我々は「とにかく速くリリースしましょう」とアドバイスしています。リリースしなくてはリアルなユーザーと対話できないからです。ユーザーから「これが出てきて良かった!ようやく○○が出来るようになる!」という声をもらうことが大事なのです。既にあるサービスの一部を真似しただけでは意味がありません。
それからミーティングのゴールは起業家に「わかりました。今からこれを作ります」と言わせることです(10%ぐらいはそれが間違いであることがわかってやり直しになりますが)。
もし製品ができたら、我々が支援するのはマーケティングです。ウェブサイトに載せるテキストを代わりに書いてあげることもあります。またプレスリリースも大事です。我々はしばしばTechCrunchといったメディアなどに紹介メールを送ります。
もちろん投資に関するアドバイスもします。大事なのは誰と最初に話すかです。ここでも我々の個人的なネットワークが効力を発揮します。
ちなみにこのOffice HoursはYCから卒業した後もいつでも受けられます。いつかは人数が増えて受け付けられなくなる日も来るでしょうが、今のところは大丈夫なようです。
1ヶ月半ほど経ったときに我々は「Angel Day」を設定します。ここで起業家達は個人投資家(エンジェル)にプレゼンを行い、二人のエンジェルとチームになります。
そのあと、Demo Dayまで起業家達はエンジェルと会話し、投資家がどういう質問をしてくるのか、それに対してどう答えるのかを学ぶことができます。
最終的に起業家達はDemo Dayで3ヶ月の成果を発表します。チームによってはアイデアが変わってしまうため、あまり進んでいないこともありますが、大事なのは投資家達を説得できるかどうかです。投資家達はどのステージであれ投資する準備ができているのです。
その日で投資が決まることはほとんどありません。その後のミーティングで投資が決まっていきますが、そこでも我々がアドバイスします。投資家のあいまいな回答がどういう意味を持つのか説明したり、必要だったら投資家と直接対話してその真意を問うこともあります。
1ヶ月経ったところで我々はPrototype Dayを開催します。ここで起業家達はプロトタイプをプレゼンします。お互いに何を作っているかを理解するためです。
またプレゼンのあとで起業家達は投資家になったつもりで「どこに投資したいか?」をきかれます。こうすることで投資家の視点を身につけてもらいたいからです。
またDemo Dayの前にはRehearsal Dayもやります。これはより完成度の高いPrototype Dayです。またDemo Dayの直前には数人の投資家を招いてプレゼンのアドバイスもしてもらい、Demo Dayに備えてもらいます。
あまりエキサイティングではありませんが、起業家達はきちんと会社を設立する必要があり、それにはたくさんの書類が必要です。我々はここでも支援します。そうすることで本来集中すべきものに集中してもらいたいからです。
ふー、(活動として)大事なところは以上ですかね。原文にはもうちょっと周りの環境やら卒業生とのコミュニケーションやらについて書かれているので興味のある方はどうぞ。
ただ、本当に大事な点、つまり、YCがいくら投資するか、何%を所有するか、対象となる起業家はどういった人たちなのか、といったところが気になりますよね。いずれまとめてみたいと思います。
» What Happens At Y Combinator


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