【書評】 モチベーション3.0

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まずは献本御礼。

TEDトークでも話題になったダニエル・ピンクさんの新著です。彼のスピーチについてはこのブログでも以前紹介させていただきました。

» Dan Pinkさんが教える『現代のモチベーション術』とは?

知識社会におけるモチベーション理論がどうあるべきか、ということについてかなり詳しく述べられています。一度は読んでおいたほうが良いかと思います。ひさびさの良書ですよ。

以下、いくつか個人的にぐっときたポイントをご紹介。

  • シンプルな仕事だったらお金を与えればいい。しかしクリエイティブな仕事だったら金銭的な報酬が逆効果になることもある。
  • ベストバイの元役員が編み出したアイデアがROWE(Result Only Work Environment)。仕事の成果さえあげればどこでいつ何をやろうが構わない、という仕事のスタイル。あるシステム会社で導入したところ効率が大幅に向上。他の会社でも採用されている。しかもこの環境に慣れた人は年収が上乗せされても転職しない傾向が強い。
  • アトラシアンというシステム会社では3ヶ月に一度「Fedex Day」を設けている。これは「24時間、好きなことをしていいが、その成果を必ず上げること(Fedexは24hoursでDeliverするから)」というもの。このFedex Dayから売れ筋商品が生まれることもしばしばだという。
  • コールセンター業務といえばもっとも退屈な仕事のうちの一つ。しかしジェットブルー社ではその業務を自宅で自由にやっていいよ、としたら大成功。自由な環境で仕事ができるため、スタッフの70%~80%が大卒だという。
  • ある土木会社では報酬制度として「いつ、どんなときでも同僚に対して50ドルの報酬を与えることができる」という制度をつくったところ大成功。クリエイティブな仕事においては「思いがけない報酬」がモチベーションを高めるため、同僚からの予期しない報酬は大きな成果をあげたという。

まだ発売前ですが、自分を奮い立たせたり、他の人のモチベーションを高める必要がある人にとってはかなりおすすめです。

モチベーションマネジメントというと、目標をたてて、ご褒美をあげて、と単純に考えがちですが、逆効果になる場合もありますよ。この本を読んで理論をきちんと踏まえた上で正しい「モチベーションのあげかた」を実践したいところです。

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» モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか [単行本]

※ あと関係ないですが「Flow」ってあまり知られていない概念ですよね。個人的には「無我の境地」って訳すことが多いのですが、同時通訳の人がときどき「流れにまかせる」みたいな訳をしていて気になりますよ、と。

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