【書評】 楽天大学学長が教える「ビジネス頭」の磨き方

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積ん読になっていたのを一気に消化。ひさびさに読み応えのあるビジネス書でした。付箋はりすぎたw。

楽天市場でたくさんの個人商店を組織的なビジネスに育ててきた楽天大学の学長さんの本です。

個人的にぐっと来たのは「楽天市場の事例が具体的かつ豊富でわかりやすい」「表現の仕方がいちいちわかりやすい」の2点。

特に説明のわかりやすさは秀逸で、楽天大学でたくさんの店舗さん(多分、ビジネス用語やIT用語に詳しくない人たちかな・・・)向けにどう説明したらわかりやすいのかを日々試行錯誤してきた成果なのではないかな、と思います。

いろいろ勉強になったのですが、せっかくなのでいくつかポイントをご紹介。

  • 自立ではなくて「自走」
  • うまくいく人をイメージする方法として「自立している人」ではなくて「自走する人」を目指しましょう、と本書では説いています。

    この「自走」という言葉はあまり聞きませんが、たしかに自立している人よりも「走り続ける人」をイメージできますし、そばにいる人も一緒に走らなくちゃいけないので、実にうまいコンセプトだなぁ、と感心してしまいました。

    本書では、こういうイメージのさせ方がすごくうまくて説明の仕方としてとても参考になります。

  • うまくいかない人の典型的な例・・・
  • 著者さんによると、楽天でうまくいかない典型的な人はセミナーなどを受けたあとに「もっと具体的な事例を話して欲しかった」という人らしいです。

    あるあるwww。

    こういう人たちは「うちの業界ではそのやり方はうまくいかない」「その商品はうちと違うから参考にならない」という感想しか持たないそうです。

    そうではなく、もっと抽象的なレベルで「うまくいくやり方」を考えられるようにしましょう、と本書では説明しています。確かにそのとおりですよね。

    セミナーなどを受けたあとにこういう思考停止に陥らないように気を付けたいですね。

  • 煽り系の見出しは・・・
  • いわゆる「煽り系の見出し」は確かに効果的なのですが、不安にかられたお客さんが集まってくる、というお話も楽天市場の経験から語られているだけに説得力がありました。

    短期的には売上は伸びるのですが、クレームが多かったり、長くやっていると店舗さんが疲れてくるのであまり良くない、という話には妙に納得してしまいました。

  • ハッピーコール・ハッピーメール
  • ビジネスが大きくなってくると人のマネジメントが大きな課題になってきます。その際のひとつのヒントとして「ハッピーメール・ハッピーコール」というコンセプトが紹介されていました。

    これは「特に用もないのにメールや電話をすること」らしいです。ただそれだけですが、「私はあなたのことを気にかけていますよ」というメッセージを伝えることができます。

    あまり頻繁にやったり、下心が見えてしまうと微妙ですが、こういうメールや電話は確かにうれしいですよね。細かいポイントではありますが、ビジネスを大きくしていく際には気を付けておきたいことのうちの一つです。

本書の最後に、ある小学校で行われた次の実験が紹介されていました。

その実験では、子どもたちに短距離走をやらせたらしいのですが、一回目は歯をくいしばらせて、二回目は笑いながら走らせたそうです。

すると笑いながら走らせた方が記録もいいし、走るときのフォームも良かったそうです。

仕事もこれと同じではないか、と著者さんは呼びかけています。そして「笑いながら走り続ける人」を増やしたくてこの本を書いたそうですよ。たしかにこの本にはポジティブなメッセージが満載です。個人的にかなりおすすめです。よろしければどうぞ。

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» 楽天大学学長が教える「ビジネス頭」の磨き方 (単行本(ソフトカバー))

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