WISH2009のプレゼンをどう作ったか?

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wish2009

WISH2009が終わりましたね。ご来場いただいた皆様、ネットで見ていてくれた方々、そして運営スタッフの方々、ありがとうございました。楽しかったですね。

さて、当日はいろいろ話したいことがあったのですが、5分という厳しい時間制限があったのでブログ上でつらつらと裏話を書いてみたいと思います。

まずはプレゼン裏話などなど。どうやってプレゼンを設計したかとかそういうことですな。ほぼ自分用のメモですが、ご参考までに。

  • 期待値は何か?
  • 言うまでもないことですが、聴衆の期待値を超えてこそインパクトが生まれます。そういう意味で「来ている人は何を期待しているのか?」はじっくり考える必要があります。

    今回は「日本のウェブは残念じゃない!」というのがメインメッセージだったので、多分来ている人は「なにかが変わるかも」「なんか元気になれるかも」といったメッセージを期待しているのでは、と考えました。

    そこで今回はメインのメッセージを「日本の会議を変える!」「開発者を元気にする」という2点に絞り、来ている人の期待を超えてやる!という意気込みで作ることにしました。

    サービスの紹介というとどうしても「この機能を作りこんだから知って欲しい」という思いが先にたってしまいますが、それが必ずしも聴衆の期待に応えることではないですよね。プレゼンを作るときには、機能やスペックの紹介といった方向に流されないように常に気をつけていました。

    追記:今あらためて考えてみると「聴衆が何を期待しているか?」よりも「何を期待していないか?」と考えたほうがうまくいくような気がします。

  • スライドをどう作るか?
  • コンセプトが決まったら実際のスライドつくりに進みます。ここで気をつけていたのは「他のプレゼンターはどういうプレゼンをするだろうか?」ということです。

    他のプレゼンで予想されるのは「パワーポイントっぽいプレゼン」、もしくは「キーノート的なプレゼン」でした。それらと差別化するにはどうしたらいいだろうか、と考えて方針として出したのは次の3点。

    • 白背景のいかにもなプレゼンを避ける。
    • 標準的なフォントを使わない。
    • いかにも画像を貼り付けました、といったスライドを作らない。

    結果として作ったのは次のようなわりとカフェ的な色使いのスライドで、フォントはエヴァっぽくw、そして画像は背景に溶け込ませるように加工してから貼り付ける、といったものでした。

    s_1

    ↑ 色使いはこんな感じで。

    s_2

    ↑ フォントは華麗明朝体で、縦書きを大胆に配置w。

    s_3

    ↑ 画像はふちをぼかしてから配置。これで印象がぐっと変わってきます。

    なお、スライドの色やレイアウトに関してはいつもSlideshareからインスピレーションを得ています。自分でゼロから考えると大変ですからね。おしゃれスライドが多いのでかなりおすすめです。

    ちなみに今回参考にしたのはこちらです。ほぼそのままですね・・・すみません。

  • ひたすらリハーサル&編集
  • 今回は5分という厳しい時間制限があったので、スライドをつくったあとはひたすらタイマーをもってリハーサルです。何もかしこまってやる必要もないので、画面みながらぶつぶつつぶやきつつ練習すると良いでしょう。

    そして時間を計りながら「ここはうまくしゃべれないな」といったところを削ったり、スライドにキューとなるメッセージを仕込んだりしながら、なめらかにしゃべれるようになるまで繰り返します。

    結局今回は10回ぐらいやったかな・・・。時間切れでぶちきられるのはどうしても避けたかったのでかなり慎重にやりました。

    なお、言いたいことに比して時間があまりにも短すぎたので「いいや、超早口でいくかw」という戦略をとらせていただきました。早口プレゼン(速聴プレゼンともいうw)ですみませんでした・・・。

  • 5分であってもストラクチャー
  • わかりやすいプレゼンの基本は「最初に言いたいことの全体像を示す」「最後にも言いたいことをまとめる」です。これは5分であっても鉄板だと思っています。

    これがあるかないかで、5分であっても「いつ終わるんだよ・・・」という印象になるか、「あっという間だった!」という印象になるかの違いが出てきます。今回もなるべく早い段階で「今日はこれを言う!」と宣言し、最後には「言いたいことはこれだ!」と強調させていただきました。

    こうしておくことでその間のメッセージがすっと聴衆に理解されますし、たとえ早口であっても「わりとわかりやすかった」という印象を残すことができると思います。

  • DEMO or Die
  • これはただの個人的な信条ですが、Webサービスのプレゼンはデモがあってこそ、だと思っています。スクリーンショットを貼り付けて説明、でもいいかもしれませんが、実際に動作している様子をみせてこそインパクトが生まれると思います(「ちゃんと動いているじゃん!」)。

    ただ、動作デモにはリスクがつきものです。今回はネットワークに依存しないVMware上で動かして事前に何度も動作確認をし、プレゼンからの切り替えも何度も練習して臨みました。さらに万が一動作しなかったときにどうするか、まで考えておけば完璧だと思います。Webサービスのデモである限り、ここは慎重に慎重を重ねるべきだと思います。

  • 終わりは明確に(拍手ハック)
  • 以前「プレゼンハック」について書きましたが、プレゼンの最後はとても重要です。内容が悪ければしょうがないですが、聴衆に拍手してもらうタイミングを与えることもプレゼンターの重要な仕事です。きっちり「これで最後です」といったメッセージを打ち出し、聴いている人に拍手できる用意をしてもらいましょう。

    今回は時間が短かったのでなかなか難しかったですが、この点はちゃんと意識するようにしていましたよ。

  • 【余談1】 仮面&変装・・・
  • あと余談ですが、基本的にメディアへの顔出しをしていないのでそこらへんをどうするか、かなり悩みました。

    最初は仮面を自作してそれで出ようと思ったのですが、会場で「怖すぎる」と言われまくり、急遽素顔でプレゼンすることにw。

    仮面の軍団

    ↑ これが問題の仮面。「ジョジョですよね?」と言われましたが、ペイント的には「一護(虚)」だったのですがね・・・。

    結局、冒頭に素直にお願いすることにしました。おかげで皆さん大人な対応をしていただけたようでとてもうれしかったです(ニコ生放送でも配慮していただき感謝感激)。ありがとうございます。

    なお、服装はスーツ&メガネでしたが、これも僕的には変装のつもりでしたよw・・・。スーツなんてめったに着ないし、視力は両目とも1.5だったりしますw。

  • 【余談2】 早口プレゼン・・・
  • これまた余談ですが、早口プレゼンはわりと好きだったりします。ストラクチャーさえしっかりしていれば、早口でもわかりやすくて終わりを意識させる聞かせ方ができるはずですし、なにより早口のほうが「絶対眠らせない!」という効果があって良いかと。個人的には速聴的な効果もあいまって脳が活性化するんじゃないかなぁ、と思っていたりw。

以上、WISH2009でのプレゼン裏話などを書いてみました。個人的にはがんばったつもりではありますが、JokerRacerに完敗したのでw、さらに精進したいと思います。他の人たちのプレゼン裏話も聞いてみたいですね。

なお、WISH2009に関するブログ記事はこちらからどうぞ。

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