【書評】 最後の授業 ぼくの命があるうちに

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まずは献本御礼。ちなみに予想を超える斜め上の方向から献本いただきました・・・これは書評せざるを得ない・・・(後述)。

さて本の内容ですが、余命数ヶ月のランディ・パウシュ教授が行った最後の授業について書かれています。残された少ない時間を「最後の授業」に使う、と選択したランディさんの葛藤は相当なものだったと思います。

彼が選んだテーマは「子供からの夢を実現する方法」。彼の半生を振り返りながら、どうやれば自分の思い通りの人生が生きられるかが語られています。ジョークも交えて軽いトーンで話されてはいますが、どんな準備をして、どういった心持ちでこれに臨んだかを考えると一つ一つの言葉をかみしめながら読まなくては、と思います。

誰もが死を避けることはできないので、彼だけが特別だとは思いませんが、「自分がもし『最後の授業』をするならどういったことを話すだろうか?」「彼よりもうまく話せるだろうか?」と考えることは決して無駄ではないと思います。そういった意味でおすすめしておきます。

またせっかくなので個人的にぐっときたフレーズを引用しておきます。

僕は世の中には二種類の家族がいると思っていた。「辞書がないと夕食が終わらない家族」「夕食に辞書は必要ない家族」。我が家は一番目だった。

辞書が日常的に使われている家庭は素敵ですよね。

グレアムは子供の自尊心を育てるためにいちばんいい方法を知っていた。できないことをやらせて、できるまで必死にやらせること、それを繰り返させることだ。

昨今は学校関連でいろいろ問題がありますが、基本はこれなような気がします。

ジムのトレーニングですばらしいのは、努力をすれば、とてもわかりやすい結果がついてくることだ。そして教師の仕事は、鏡をみたときに筋肉の成長が見えるのと同じように、学生が自分の精神的な成長を理解する方法を教えることだ。

教師がすべきことの美しい定義かと。

僕はいまでも手書きの手紙を書いたほうがいいときはそうしている。誰かの郵便受けにそれが届いた後に、どんな魔法が起こるかは誰にもわからない。

これは個人的にも実感しています。

我が家のきまりのひとつは単語ひとつだけの質問をしないこと。

「なんで?」だけの質問は受け付けずに、きちんとした文章で子供に質問させていたとのこと。なるほど・・・。

詳しくは本を読んでもらいたいのですが、教授だけあって、人をどう育てていくべきかについて実に示唆のある言葉を教えてくれています。いつか子供ができたときのために肝に銘じておきたいところです。

なお、彼の授業はYouTubeで全編公開されています。個人的なおすすめは本を読んでから映像を見てもらうことですが(彼が言っていることの背景がよくわかるため)、映像だけでも是非どうぞ。

なお、本にはDVDもついていますね。以下からどうぞ(最近のアマゾンは動画も貼れるのか・・・)。

最後の授業 ぼくの命があるうちに DVD付き版

» 最後の授業 ぼくの命があるうちに DVD付き版

■ はげしく余談

どうやらここらへんを参考にしたらしいのですが、献本していただくときに以下のようなお手紙がw。本を読む前に「これは取り上げねば!」と思っちゃったりしましたよ・・・やり手ですね。

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↑ 嫁になりたいのですね、わかりますw。

ツイッターもやっています!

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  1. ランディ・パウシュ『最後の授業 ぼくの命があるうちに』(ランダムハウス講談社)

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