岡田有花さんに学んだインタビュー術

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いつか書こうと思っていたことを勢いで書いてみる。

最近、単著を出したIT戦士こと岡田有花さん(以下、ゆかたんにしよう)についてだ。

職業柄(?)、自分でインタビューして記事をまとめたりすることがよくあるのだが、そのやり方はゆかたんと出会ってから大きく進化したように思う(まだまだだけど、以前と比べてね)。

彼女の著書、「ネットで人生、変わりましたか」でもフィーチャーされているが、百式もゆかたんにインタビューされたことがある。そこで学んだことがそれからの自分のインタビュー術に大きく影響していることは間違いない。

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» ネットで人生、変わりましたか?

以下、それらをまとめてみる。インタビューだけでなく、初めて会う人との会話などにも使えるのでは、と思ったり。

ちなみにこれらのポイントはゆかたんのやり方を見て自分で工夫していることであって、彼女の主張ではないことに注意してもらいたい。

  1. 開始後3分でジャブをくらわす
  2. ゆかたんからインタビューされていて気分がよかったのは、いわゆる「よく聞かれる質問」をしてこないことだった。百式だと「毎日書くの大変じゃないですか?」とか「百式ってガンダムですよね?」とかそういうものだ。

    そうした質問には他の媒体でもインタビューされていて何度も答えている。インタビューされる側からすれば最初にこうした質問を受けると「またか・・・」と萎えてしまう。

    しかしゆかたんは違った。インタビューの冒頭できちんと「私、調べてきましたから」というジャブをくらわしてくる。「百式の名前の由来については○○のインタビューで答えていましたが・・・」とはじめたのだ。こう言われると「お、きちんと調べているな。じゃ、ちゃんと答えなくちゃ」とこっちも背筋が伸びる思いだった。

    しかもインタビューが始まると鞄の中からごそごそ書類を取り出すのだが、過去のインタビュー記事などを印刷して持ってきているのだ。こうされてうれしくない人はいない。「この人にはきちんと答えよう」とテンションが上がってくる。

    インタビューするときにはいかに相手のテンションをあげていくか、がポイントなのだ。

  3. まとめるときはスターウォーズ形式で
  4. インタビュー記事をまとめるときに最も重要だと個人的に感じているのが「聞いた順番に書かないこと」である。うまくない記事のほとんどはテープおこしをしたかのようにインタビューで話した順に書かれている。これではどこがポイントなのかわからないぼんやりした記事になる。

    それよりも、個人的に響いたポイントをずばり最初にもってくることだ。論理的に書こうとしなくていい。説明はあとでいいのだ。

    個人的にはこれを「スターウォーズ形式でまとめる」と呼んでいる。エピソード1から書き始める必要はないのだ。エピソード4から書き始めて「おぉー、すごいけど・・・どういうこと?」と読者に疑問的余韻を残しつつ、そこから説明を始めた方がしっくりくる。

  5. 生のセリフは唐突に
  6. ゆかたんの記事をみていると文章の最初にいきなり脈絡のない「生の声」が出てくる。そしてその台詞の次に説明が来る。

    文章の中でもっともインパクトがあるのは人の台詞、と個人的に思っている。生の言葉だからこそ普通の文章よりも読者に訴えかける力が強い。ただ、この台詞を普通の文章中に使ってしまうとすらすらと読めてしまいインパクトに欠ける。

    だから冒頭に持ってくるのだ。しかもあまり説明なく用いることにより、わざと記事のバランスを崩したり、「あれ、どういうこと?」と思わせることができる。そしてそうすることによって読んでいる人をぐっと引きこむことができるのだ。

    そして台詞のあとの説明で読者の疑問を解消してあげるのだ。そうすることによって「この文章を読んでいると気持ちがいい」と印象付けることができる。

以上、ゆかたんから学んだことをまとめてみた。そんなことを考えながら彼女の「ネットで人生、変わりましたか?」を読んでみてもおもしろいのではないだろうか。

文章自体を楽しみつつ、その文章がどう出来上がっていったのかに思いを馳せるのは楽しいですよ。勉強になりますしね。

というわけでゆかたんリスペクトの意味も込めておすすめしておきます。よろしければどうぞ。

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» ネットで人生、変わりましたか?

なお、彼女から学んだインタビュー術を自分で実践しているのがBizIDの「ひとりでつくるネットサービス」の連載だ。こちらもよろしければどうぞ。

「文体がゆかたんに似すぎてね?」という声もありそうだが、一応本人には了解してもらっているので大丈夫なはず。守・破・離の「守」の段階ということで・・・

» ひとりで作るネットサービス – Google 検索

ちなみにインタビューに関してはゆかたんの他にもう一人「この人はすごい」という記者の方がいるのだが、その人から学んだことについてはいずれ機会があればまとめてみたい。

ツイッターもやっています!

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    このエントリ
    でも

    このエントリ
    でも

    取り上げさせていただいた岡田有花さん

    彼女が百式さんのブログにて
    登場されていました

    • ベイダー
    • June 7th, 2007

    エピソード4に直されてる・・・

  3. めちゃくちゃ勉強になりました!
    もう一人「この人はすごい」という記者の方の話、すぐにでも読みたいです。

    いつか読める日を楽しみにしています。

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