Vistaのブロガーマーケティングが炎上中・・・(+個人的見解)

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さて今台湾ですが、個人的に気になる動きがあったのでちょっと書いてみる。マイクロソフトのブロガーマーケティングが炎上中のようです・・・。

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■ 何がおきたか?

時系列で追ってみると次のような感じっぽい。

  1. Vista発売に伴い、マイクロソフトが著名なブロガーにVista搭載のPCを送りつける。その際には「Vista搭載のマシンです。良かったら使って正直にレビューしてね。終わったら人にあげてもいいし、ずっと持っていてもいいよ。」とのメッセージ。ただ「これはレビュー用にもらったものだって明記してね」と書き忘れたっぽい。
  2. 何人かのブロガーが「Vistaマシンもらった!」とブログに。
  3. 何人かのマシンをもらっていないブロガーが「それってずるくね?」と発言。diggなどで話題に。Slashdotでは「賄賂」よばわりでふんだりけったり・・・。
  4. マイクロソフトがマシンをあげたブロガーにメール。最初とはうってかわって「マシンはレビュー用だからね。終わったら誰かにあげるか、返してね」というメッセージ。
  5. マシンをもらったブロガーがそのメッセージに激怒。「もらったPCじゃないとVistaなんか使わないよ」とかなんとか炎上中。

簡単にまとめすぎたかもしれませんが、そんな感じ。一応文末に関連記事は載せておきますね。間違えているところがあればご指摘を。

■ 個人的な感想

さてこれらを読んでいて感じたこと。箇条書きの方が読みやすそうなので以下のような感じで。

  • 最初にモノをあげるときに「これはブロガー用のキャンペーンですよ、書くときはそう明記してね」と言うべきでしたね・・・(忘れちゃっただけだと思うけど)。そうじゃないと最近悪名高いステルスになるし・・・(ただ線引きむずいっすよね)。
  • これが例えばマウスとか単価の低いものだったらあまり問題じゃなかった気がします。このPCは30万円~とかするので、もらえない人はそれは妬むでしょう・・・。これを防ぐにはどうしたらいいでしょうね、ちょっと気になるので後述。
  • 最初に「あげる」と言っておいて、あとで「やっぱ返して」というのは問題ありかもですね・・・単に誠実さの問題として。
  • こうして炎上したときに公式に「これはこういうことです!」と発言できる場があったほうがいいかもですね。ブログ上で。そうすればもっと正直にブログ界に対して発言できるし、いい議論の場になったかと思います。誰もがどこに何を言っていいかわからない状態ですね・・・。

■ どうすればよかったか?

まったく個人的な意見ですが、どうすればよかったのか考えてみる。

  • こそこそやらずに「Vista搭載PC、ブロガーモニターキャンペーン!」と最初から打ち出す。当選するブロガーはどのように選ばれるか明記する。
  • 書いてもらうときはそのキャンペーンページに必ずリンクしてもらう。見ている人が「それってキャンペーンね」とわかるように。
  • PCはあげてもいいけど、それなりの縛りをつけるべきかと。何本記事書いてね、かもしれないし、このバナー貼ってね、でもいいので。PCの対価に見合う労働がないと見ている人も「あいつ、うまくやりやがったぜ(disってやる!)」になりますよね。これはあげるものの単価によりけりで、見ている人が納得するようにすべきかと。
  • ブロガーに対して記事を書いてもらうときは「その記事がそのブロガーの読者にとって益するもの」になるように指示すべきではないか、と思います。ただ「レビューして」だと何していいかわからないし、読んでいてつまらない記事だったら誰にとってもいいことなし、ですよね・・・。
  • こうしたキャンペーンを打つ前に何人かのブロガーにそのやりかたについて相談すべきだったのでは、と思います。ブロガーはメディアとして扱われがちですが(とにかく書いてよ、となりがち)、もっと企画側にとりこんで「広く世間に知らしめるために何ができるか、一緒に考えてくれない?」としたほうがいいかと思いますよ。PR会社だけでは限界があるかと・・・(今回もEdelmanですか・・・)。

■ 日本ではどうだろう

そういえば日本でも「ブロガーに何かをあげる」系キャンペーンはいくつか見られますね。100SHIKI PR Boardもそうですが。いくつかあげてみますかね。

レッツノートはあまり知らないのでノーコメント(これってどういう経緯だったんだろう)。

Start Macはうまいな、と思いました。きちんとモニターと銘打っているし、オープンに募集しているし、選んだ基準も書かれています。あとはブロガーが何をすべきかもきちんと条件付けされていますし。自分がやるんだったらこうやるよなぁ、と思うこともありますが、そう思うのはうまくやっているなぁ、と思うからですね。自分も応募すりゃよかった・・・orz。

ONEDARI BOYSについては主体がブロガー、というところがいいですね。こういうのはブロガーが主体的に企画すべきだと個人的に思います。またこのサイト自体がブログで、公式見解はここ、というところがあるのもいいですね。万が一炎上したとしてもきちんとコミュニケーションできると思います。

idea*ideaや100SHIKI PR Boardで気をつけているのは「僕が得をするのではなくて、僕の周りのブロガーにとってメリットがあるように」企画している点ですかね。だから「ブロガー応援企画」としていますし、「百式にモノあげるから書いてね」は基本的にお断りしている状況です(友達づてで、なおかつ単価の低いものは受けたりしますが)。逆に「僕のまわりのブロガーにあげてもいいですか」ならよろこんで!という感じです。別に偽善者っぽくしているわけでなく、経験上、その方法が僕が一番得するのです(いろんな意味で)。ここらへんについては長くなりそうなので需要あればまた書きます。

■ 最後に・・・

今回のVistaに関してはいろいろ問題がありそうですが、企業がブロガーにアプローチしてくれている流れは歓迎したいところです。こうした動きからお互いに勉強できればな、と(企業の言い分はもっと違うと思いますが・・・)。

ただ、個人的にやっぱり思うのは「ブロガーを甘やかしてほしくない」ということですかね・・・ブロガーだから偉いってわけでもないですし、ブロガーにもいろいろいます。日本のブロガーの影響力は(自分がいうのもなんですが)、英語圏に比べたらほんと、微々たるものです・・・。

ブロガーがさらに成長できるように、その支援を企業がしてくれる(そしてブロガーが育つことによって企業もメリットを得る)、というスタンスがお互いにとって一番いいのかな、と思います。

もちろん百式的アプローチが完璧だとも思わないので、企業と企画ができるブロガーさんがどんどん登場してくれればいいな、とも思います。百式のやり方に意見がある方もいらっしゃるとは思いますが、暖かく見守っていただけるか、スルーしていただけるとありがたいです。万人向けのやり方というのはないでしょうし・・・。

百式的にも来年はいろいろ仕掛けようと思いますが、自分の今の位置に慢心することなく、もっと力をつけていって企業にとっても読者にとっても有益な存在になれればな、と考えています。

■ 関連URL

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