書籍もBetaの時代

休日なのでじっくり読書(今日は自由が丘のSoda Cafe。アッパー系で素敵)。 読んだ本(というかPDF)はPragmatic Programmer.comの「Pragmatic Ajax」。いままで避けて通ってきたAjax、ちょっと気合を入れて勉強してみた。 たっぷり二時間読み込んだだけあってだいぶ理解しました(=理解しても作れるとは限りません)。 Ajaxの基本的な仕組み、prototypeとかsajaxとかの構造もなんとなく理解しました。こうしてまとまった文献を読んでおけばオンラインのチュートリアルもわかりやすいですな。 しかしおもしろいのはこの本がBeta Bookである点。 Beta Bookとはいわゆる未完成の本である。PDFのみで配布され、正式出版の数ヶ月前からダウンロードが可能になる(無論無料じゃないよ)。 今日読んだのも途中途中リンク切れがあったり、適当に書いてあったり、図表番号が???になっていたりした。 しかしそれはそれで別に困らない。それよりもAjaxのような旬な技術は一刻も早く学びたいのである。 もちろん本が完成時には完全版のPDFをもらえるし、その間、誤字脱字を見つけたらウェブを通じてコメントすることもできる。 出版前にユーザーとともに成長する本なのだ。かっこいい。 全ての本がこの形態をとれるわけではないと思うが、Beta Bookという新しい出版形態は近い将来普及してくるのかもしれませんね。 さて、check*pad、Ajax化しないとですね・・・。まずはなんか作ってみようっと。

最先端クリエイター達の思考をトレース(書評&プレゼント)

さて、ひさびさの書評。すでにベストセラーの予感がしますが「ひとつ上のアイディア。」です。 前作の「ひとつ上のプレゼン。」もそうでしたが、その続編であるこの本も一気に読みました。 » ひとつ上のアイディア。 クリエイティブの第一線で活躍されている総勢20名のクリエイターの方たちをインタビューし、丹念にその発想法の秘訣をさぐっています。 それぞれの人の方法論はそれぞれが似ていたり、違っていたりするのですが、読み進めていくうちにぼんやり共通点が見えてきます。 あぁ、クリエイティブな人ってこういう考え方なんだ、という思考のトレースができてアドレナリンでまくりです。 しかし最初はオフィスで休憩時間に読み始めたのですが、読み進めるうちに自分でもアイデアどんどん湧いてくるし、こりゃいかん、ということでカフェで落ち着いて読むことに。 結局裏紙とペンを片手に読み進め、終わったころにはA4に4枚、ぎっしりアイディアが出てくる始末。こりゃ、また読み返すべきですな。 ↑ 読んだ後の本の写真。付箋はりすぎ。 ちと興奮気味ですが、クリエイティブな分野には昔から興味があるのでこのタイミングで読めてよかったかな、と。 さてそんなことをインプレスでこの本を担当している藤井さん(友達)に話していたところ「読者プレゼントしますよ」とのうれしいご提案。 というわけで5冊もらってきました。抽選でプレゼントいたします。 なお、今回はちょいと趣向を変えてブロガー応援企画とさせてください。ブロガーのみお申し込み可能ということで・・・(ブログであればPVとかそういうの関係ありませんのでお気軽にどうぞ)。 情報発信を応援している立場としてはブログをつけている人にちょっとでもいいことあった方がよろしいかと感じています(皆様どうぞご理解ください・・・)。 さらに今回は「この本はカフェでメモ片手に読んだ方がいい!」という個人的な主張のもと、インプレスさんから特製メモ帳とペンもぶんどってきました(笑)。 是非おしゃれなカフェでメモとりながら読んでください(僕は三軒茶屋のSAN CAFEで読みました)。 ご希望のブロガーの方は下記フォームより申し込みくださいませ。締め切りは今週金曜日の17:00までとしますね。当選者の発表は週末中にメールにて行いますね。発送は来週あたまぐらいの感じで。 » 「ひとつ上のアイディア。」応募お申し込みフォーム 余談ですがこうしたブロガー応援企画はまたやりたいですね。ブログをやっていて良かった、と思える仕組みを作れたらいいかな、とも思っています(AdSense以外でね)。お付き合いのある企業さんからまたいろいろひっぱってきますね(乞うご期待!多分・・・)。 あ、それから来週23日にはこの本のイベントもあるようですよ。東京近郊の方はよろしければ。生で発想法を聞く良いチャンスですね。500円、お得だな・・・。。 » 『ひとつ上のアイディア。』発刊記念トークショウ 眞木準 × 佐々木宏 × 中島信也

四種類の旅

書評というか、なるほど、と思ったくだりがあったのでご紹介。 来月イタリアに行くこともあってそれ関連のエッセイを読み漁っている。その中の一つ、「歩いて笑ってイタリア三昧」に次のような話が載っていた。 » 歩いて笑ってイタリア三昧―ガイドブックに載っていないナイショ話 旅という言葉を表す英語には四種類あるのをご存知ですか。 Trip – 目的地が一箇所の旅 Travel – 目的地が二箇所以上の旅 Tour – 名所・旧跡を訪ねる旅 Journey – あてのないたび 「区別のできる人が専門家」という言葉が好きですが、普段使う言葉もしっかり区別して表現力豊かな人になりたいですね。 ちなみにこの本、たくさん読んだエッセイの中でも楽しい一冊でした。イタリア行くのが楽しみです。

知りたい!をナビゲートする手法(書評)

2004年1月20日。 変なメールが来た。 はじめまして!いつもメールマガジンを楽しく読ませて頂き、とても勉強になっています。ウィンビットの弘中と申します。緊張してどきどきしながらメールを書いています。 む、いつもの相互紹介依頼か、と思いつつ読み進めると、 実は私は、日本でも珍しい「クイズプロデューサー」の肩書を持っています。ウィンビットという会社は、日本唯一のクイズ制作専門会社なのです。 http://www.winbit.jp/ 珍しい。。。 私の使命は、クイズをエンターテインメントではなくビジネスに利用することです。 ひたすらクイズを作っていたところ、クイズ制作技術と販売促進方法には共通する部分があり、クイズ制作に取り組む方法で正しい販売促進の方法が分かるという「クイジング(Quizzing)」論というものを指導しており・・・ ・・・・ 『クイズをビジネスに?なんじゃ、そりゃ?クイジング?』 結局、相互紹介依頼ではなく、『クイジングっつうものがあることを知っておいてくださいねー』メールだったのだが、こう言われると逆に気になってしょうがない。デートの最後に「あのさ・・・ううん、いいや、もう行きましょ」と言われているみたいだ(違うか)。 数日後、ボディブローのように気になったのでメールを返信。それがきっかけで五反田のオフィスに遊びにいき、クイジングおもしろいじゃん!と思って講演やセミナーで紹介、はてはイベントを一緒に主宰するまでの仲になりました。 その弘中氏が本を出した。クイジング、という耳慣れない手法を紹介しているのだが、その本質は「知識欲の流れをマッピングする手法」である。 » 顧客と語らえ! クイジング入門 クイズを使って「む?ああ、そうなの?え、何それ?知りたい、知りたい!」という意識の流れをつくる手法がまるごと載っている。 しかも昔予備校の人気講師をしていただけあって説明がうまい。これはいい例、これはだめな例、とわかりやすく書かれているから自分で応用がしやすい。 本を読んで知識を得るのではなく、本を読んでもっと知識を得よう、と思える本だ。本全体を通じて「知りたい!をナビゲートしてくれる」と言えるだろう。そしてその体験は自社のPRにきっと使えるはずである。 また本の途中途中で架空の会社がでてきて悩みを解決していくのだが、そのストーリーも秀逸だ。メルマガ読んでいても思うが、小説つくるのうまいな。 最近遊んでくれないと思っていたらこんな本を書いていたとは!あなどりがたし。 ちなみに個人的には巻末についているクイジングシートがおすすめです。弘中氏がクライアントと企画を作る際に用いているワークシートです。これに答えていけば「他社と違うアピールポイント」をみつけることができるようになっています。これはいい。 いかん、全体的にほめすぎた。でも正統派かつ斬新なPR手法ですね。いい本読みました。

毎朝声にだしてみる言葉

『自分を変える魔法の「口ぐせ」』を読んだ。佐藤先生は友人の編集者が担当した『愛されてお金持ちになる魔法の言葉』を読んで以来、気になっていたのだ。 » 愛されてお金持ちになる魔法の言葉―あなたが変わる どちらもつまり「言葉を変えれば考え方も変わり、行動も変わる。身近な口ぐせから変えていきましょう」ということである。その主張自体には異論を挟む余地もなし。 ただ、問題はどう実践するか、である。 そこでcheck*padのモーニングリスト機能を使ってみることに。なかなか調子がいいのでご紹介。 » check*pad check*padのモーニングリストは自分がつくったリストを毎朝指定の時刻に送ってくれる機能である(詳しい説明)。 いままで「今日やること」リストを携帯に送っていたのだが、昨日から「毎朝声にだしてみる言葉」リストに変更してみた。 佐藤先生によると、口ぐせにすべき言葉を作る際には次のような留意点があるっぽい。 「もし・・・」という言葉を使わないこと 否定後ではなくて良い言葉を使う 今の自分ではなくてなりたい自分を強烈にイメージ 気分のよくなる「快」の言葉を使う 外語、内語をバランスよく使う どれも納得だと思うが、外語、内語だけちょこっと説明を。外語は外部にコミュニケーションする言葉で客観性があるもの、内語は感情などを表す主観的なもの(かな?)である。 「年収○○千万ほしい」というのは外語で、「豊かな生活をしている」は内語である。これをバランスよく使う必要があるとのこと。 というわけで、とりあえず作ってみた。 ↑ 個人的なものは秘密 最初は照れくさくてしょうがないが、とにかく声に出して言ってみる。言うことのリスクもないのでちょいと続けてみます。さて、どうなりますかね。

女性が身を乗り出して聞きたがる23の体験談(書評)

たまには書評でも。 どこかのサイトで良い書評を読んだので買っておいた「モテ男養成講座」。ナンパなタイトルだったので優先度は低かったのだが、なんとなく手にとって読み始めたら一気に読んでしまった。 » モテ男養成講座―「男を磨く」「女ゴコロをつかむ」決め手の“健康・美容法”がわかる! さて内容であるが、これはおすすめ。 何が良いって一般的な話術や心理学での「モテる技術」ではなくて、「これからのモテる男は美容と健康に詳しくなくてはいけない」との仮説のもと、実際に著者がさまざまなサービスを試すというもの(この仮説は極めて正しいと見た)。 断食、アユルベータ、ヨガ、カポエイラからはじまって、腸内洗浄や脳ドックなどハードコアなものまで23種類のサービスを試している。 個人的に「おぁ、すごいな」と思ったのは「エナジーカラー分析」(自分がパワーが出る色を診断)、「ヨモギサウナ」(韓国流のなんか便秘にききそうなサウナ)、「遠赤外線ダイエット」(汗と一緒に毒素も抜けるらしい・・・)などなど。 実際にいくら費用がかかって、何をやるのか。筆者の生の体験が書かれている点が素晴らしい。やっぱり自分の足で稼いだ知見にこそ価値がありますな。写真付の具体的な体験談を読んでいると、今まで「怪しいよね・・・」と思っていたものでさえ自分でやりたくなってくる。 自分でも腹筋や背筋をしていたりするが、もっといろんなことにチャレンジすべきだなぁ、と反省。 そういえば先日id:naoyaに会ったときに「え、体脂肪はかってないの?」と言われたので体脂肪計を注文してみた(体脂肪を測るのは常識なのか??)。 » OMRON カラダスキャン コントロール 体重体組成計 シルバー HBF-359-S ↑ 買ったのはこれ。 モテ男をめざしているわけではないが(嘘)、自分の体はきちんとメンテナンスしたいですね。もちょっと健康系の知識も身につけようっと。

無敵会議の作り方

「ミーティング上手ですね」 とよく言われる(自分で言うものなんだが・・・)。その場の話を効率よくまとめることに喜びを感じる性質なのだ。それが高じて会議型イベントなど仕掛けていたりするのだが、もちろん最初からミーティング上手だったわけではない。 僕が教わったのはこの「すごい会議」のやり方である。自分なりにアレンジを加えているが、無敵会議、アカデメディアのすべての手法のもとになっているといっても決して過言ではない。 すごい会議-短期間で会社が劇的に変わる! 著者の大橋禅太郎氏とは2001年ごろに出会った。 何しているんですか?ときいたら「コーチをしている」と言う。最初は意味がわからなかった。そのあとコーチングという言葉がはやりだし、ああ、あのコーチね、となんとなく納得がいったりしたのだが、よくよく聞いてみるとどうも自分が理解している「コーチング」とはちょっと違う。まぁ、でもあまり興味ないからいいや、とほっておいたのだが、ひょんなことから彼の手法を体験する機会に出会った。 友人のIT系ベンチャー社長が禅太郎さんの手法を導入していて、彼の会社に遊びにいったときにその手法でミーティングしてくれたのだ。そのときに初めて納得した。これは「すごい会議」だ、と。 その場で禅太郎さんにメールを打ち、パークハイアットのジランドールでランチをすることになった。 ランチをしながら「すごい会議」、教えてください!と頼み込んだ。当たり前だが答えは「ノー」だった。予想していたが、しょんぼりである。 「ただし、だ」 しかし、予想に反して彼は話し続けた。「君が自分の力だけでこの手法を企業に売ってきたら教えてあげるよ」と言う。「やるか、やらないか、この場で決めてくれ」、彼はそういってナイフを置いた。 「やります!(キラーン)」。即答だった。 が、これは(あとで)よくよく考えればちょっとおかしい。「すごい会議」を知らないのに(教えてくれないのに)、それを売って来い、というのだ。知らないものを売って来い、というわけのわからない状態である。 そしてそれが僕が社会人になってから一番の、「どうしたらいいかわからない」状態だった。 今だからわかるが、そのときから彼の「すごい会議」の伝授は始まっていたのだ。 — その「すごい会議」を今日読了した。数時間だったが、会議に悩むすべての人におすすめだ。ただ、他の会議本と違い、禅太郎さんテイスト全開なので最初の100ページはむしろ笑いをこらえるのに苦労した。この人の筆力にはまだ当分かないそうにないなぁ。 「すごい会議」は個人~グループ~企業向けだが、より個人向けの「すごいやり方」、そして彼の半生をつづった「ガズーバ」もあわせておすすめしておきます。よろしければ。 すごいやり方 ガズーバ!―奈落と絶頂のシリコンバレー創業記