WEB+DB PRESSで37SignalsのDavid Heinemeier Hansson(DHH)さんのインタビューが載っていた(インタビューアーは小飼弾さん)。
37signalsと言えば「小さいことに価値がある」という信念のもと、スタイリッシュでシンプルなツールをリリースし続けている会社だ。実のところ、check*pad他を作るときには大いに参考にさせてもらっている。
そしてDHHさんは37signalsの中心メンバーでRuby On Railsを作った新進気鋭のプログラマーである。
このインタビューが興味深かった。
なぜ小さいことがいいのか、そうなることで社会がどう良くなるのか、などといったことを実にうまく語っていた(小飼さんの質問も絶妙だ)。
印象に残ったのはDHHさんの次の言葉。
たとえば300人いるとしたら、我々でそれを抱えるのではなく、30個くらい会社を作ってそれぞれが行動すればいいんじゃないかな。そしてそういうやり方がうまくいくことを世に問うほうが、世の中のためになるのではないかと思う。
無論、ウェブ上のサービス開発という業界に限られるが、もっとたくさんのシンプルで便利なツールが出てきて欲しいと思っているので大いに共感できた。
ここらへんの考え方は「Getting Real」というPDF本(有料)になっているのでご興味のある方はどうぞ。英語ですが・・・。
またそれもいいですが、個人的には1999年ごろに37signalsが表明していた「The 37signals Manifesto」がおすすめ。示唆に富む37個のシンプルなコラムです。センスいいですよ。