【書評】 ともに戦える「仲間」のつくり方

SPONSORED LINK

Pocket

2013-03-29 10.57.20

まずは献本御礼。

前作の『絶対ブレない「軸」のつくり方』も大絶賛だったわけですが、今回も悔しいぐらいおすすめです・・・。

さて本書ですが、日本初の求職者課金型の転職サイト「ビズリーチ」を立ち上げた南さんの起業奮闘記ですね。前作の続き、と言っていいのかもしれません。

ただ前作と大きく違うのは、タイトルにもあるとおり、創業メンバーが大きく取り上げられている点。

世の中を変えたい!という思いがありながらも目の前に積み上がっていく難問の数々。

そうした問題を、一人ひとり仲間を口説き落としながら解決していく様子はノンフィクション小説さながらの迫力がありますよ(いや、本当に)。

■ エンジニアの口説き方?

起業はしたいけど、仲間の見つけ方がわからない・・・という人も多いかと思いますが、「あぁ、やっぱり出会いって待っていちゃだめなんだな」と本書を読んでいて思うことしきりです。

特に南さんはエンジニア探しに苦労します。

最初、南さんはエンジニアに拒絶されまくっていました。

「なんだか使ってやろう、という下心が見え見えで、一緒に働きたいとは思いません。」

「人を道具としてしか見ていないのではないですか?」

「南さんの言動には打算が透けて見えるんですよ、だから嫌です。」

こんなこと言われたら泣きそうですよね・・・、でも良く見かけるシーンだと思います。

南さんの場合、面と向かってこう言ってくれる人がいただけ運が良かったとも言えますが、エンジニアが「アイデアだけを語る人」「とにかく一緒にやろうよ、と言いまくる人」に協力を頼まれたらこう思いがちなのではないでしょうか。

結局、南さんはその拒絶を最初突破することができずに大変な苦労をします。

システムがわかっていないので仕様も決められず、『プログラムが書けない人に「仕様変更」について説明するには』の状況そのものが現場で展開され、世界を変えるどころか仲間との衝突が絶えない日々を送ることになってしまいます。

ただ、その苦労を経て、やっとエンジニアを口説くことができるようになります。

最終的に仲間になってもらった現ビズリーチCTOの竹内さんの言葉が個人的には一番グッと来ました。


エンジニアがつくるものは事業の心臓部です。ただ、その仕事の価値は理解されにくく、こき使われることもしばしばあります。ただ、南さんは今回苦労をされて、その価値を身をもって知ることができたと思います。今のあなたには開発はできないでしょうけど、その価値を理解することはできるようになったはずです。僕はその点を大きく評価しています。

そこからの竹内さんの活躍っぷりがもう、マンガみたいで、なんというか、もう読んでくださいって感じなのですがw、この彼の言葉、すごく大事なことだと思います。

個人的にも「ねぇ、良いエンジニア知らない?」と聞かれることがかなり多いですが、その課題を解決するヒントが本書にあるような気がしてなりません。

これからの時代、何をしていくにもパワフルな仕組みをつくるにはエンジニアの助けがどうしても必要になります。エンジニアを探したい人、すでにエンジニアだけれども、どういう人を信じるべきかわからない人にはげしくおすすめしておきます。

いや、良い本でした。寝る前にちょっと読もうと思ったら結局ぶっつづけで読破してしまいました。かなりお勧めです!

4478017727
ともに戦える「仲間」のつくり方
南 壮一郎 ダイヤモンド社

■ 追記(コードブレーク)

エンジニア採用で苦労した南さんが最近たちあげたエンジニア向け求人サイトもあわせてご紹介。というか告知協力。

cb

ビズリーチの経験を活かしてエンジニアが適切な評価をされるように業界を変えていきたい!とのことなのでご興味がある人は覗いてみてくださいね。

まだ始まったばかりのようですが、いろいろ仕掛けていくようです。なにか一緒に出来るといいですな(本書を読めばわかる魔法のキーワード・・・)。

» codebreak(コードブレイク) IT・Webスペシャリスト向け転職サイト

ツイッターもやっています!

SPONSORED LINK

  • Trackback are closed
  • Comments (0)
  1. No comments yet.