【書評】 エンジェルフライト 国際霊柩送還士

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2012-12-28 13.38.17

またしてもHONZで知った一冊。「国際霊柩送還士」という職業を初めて知りましたよ・・・。

「国際霊柩送還士」とは、一言で言うと、「遺体の国際搬送を行う専門業者さん」のことですね。今まで考えたこともなかったのですが「海外で死ぬとはどういうことか?」について深く考えさせられました。

海外旅行中に事故にあった、強盗にあった、災害にあった、といった理由で亡くなられた方々が、どういう状態で日本に帰ってくるか、その現場が生々しく語られています。

たしかに少し冷静に考えれば、外国での書類処理、遺体の防腐処理、感染症への対策、搬送のための梱包、飛行機内での遺体の状態管理、遺族へ引渡しする際の処置、遺族への接し方、日本での書類処理などなど膨大な作業があるのがわかります。

さらに海外の他業者との共同作業であることから、文化の違い、宗教観の違いからくる、さまざまなトラブルも容易に想像できますよね・・・。

「こう考えると海外旅行に保険なしで行くのがいかに無謀なことがよくわかる」という著者の一言が身にしみました。

死ぬかもしれない、と思って海外に行く事はないですが、何が起こるかはわかりません。保険なしで行って、もしなにかあったら、日本にいる家族にとてつもないダメージ(心理的にも金銭的にも)を与えることになる、と知ることが出来ただけでも読む価値のある一冊でした。

「死」は人にとって自然なことではありますが、日々その現象に触れられている方々が何を考えているか、現場で何が起こりうるかを垣間見ておくことは大事かな、と思います。多少、生々しい表現がきつい箇所もありますが、おすすめしておきます・・・。

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エンジェルフライト 国際霊柩送還士
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