【書評】 中国版ツイッター、ウェイボーを攻略せよ!

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まずは献本御礼!本日から発売らしいですよ。著者の山本さんは北京在住の起業家です。昨日お茶していて、いろいろ「へー!」的なお話も聞いたので前のめり気味にご紹介。

さて本書は「近くて遠い国、中国」で急成長中の「ウェイボー」についての最新情報が詰まった本です(なお、「ウェイボー」は「マイクロブログ」の総称で、「ウェイボー」を提供しているサイトが複数ある、というイメージです)。

そう聞くと「ふむ、ま、ツイッターでしょ?」と思うかもしれませんが、独自の進化を遂げつつあるこのツールは、中国ならではの莫大なユーザー数とあいまって(総ユーザー数が3億人とかどういうことw)、国家を変えかねないパワーを持っているのかもしれません・・・と、本書を読んで思いました。

こうした中国のナマの情報はなかなか届きませんからね・・・、お隣の国で起こりつつある変化を知るにはとても良い本かと思います。欧米のネットサービスとはひとあじ違った驚きがありますよ。

さて、せっかくなのでいくつか個人的に気になったポイントをざざっと紹介してみます。

■ ウェイボーが政府を動かす?

中国で起きた列車脱線事故は記憶に新しいかと思いますが、その事故が起きた時も「ウェイボー」で急速に情報が広まり、「ウェイボー」以前ではありえなかったような対応を政府がしたそうです。

他にも有害物質をたれ流している可能性がある工場の情報がウェイボーで広まることにより、政府から工場移転の発表があったり・・・。そうした変化が現在進行形で起こっているとのこと。

中国というと政府による情報統制が厳しいイメージがありますが、さすがに3億人のユーザーがいっせいにつぶやくのは止められないようです。ウェイボーのユーザーはこれから国を担っていく若い人が多いらしいのでこのツールをきっかけに国の「性質」みたいなものが大きく変わっていくのではないかな、と個人的には感じましたよ・・・。

■ でもツイッターでしょ?と思いきや・・・

さてその「ウェイボー」ですが、140文字の制限はツイッターそっくりなのですが、それ以外の機能が充実しまくりです。たとえるならば「ブログ+ツイッター+Facebook+ソーシャルゲーム」といった感じでしょうか。

「つぶやきにコメントがつけられる」「投票&アンケート機能(しかもかなり高性能)」「ウェイボーと連動するゲームやアプリが人気」「しかも実名登録制」「日々変化するウェイボー指数を管理できる解析機能」などなどが実装されており、中国のスマホユーザーはほぼウェイボーのみを使っている、という状況のようです。

本書で解説されている「そうした独自の進化がなぜ進んでいったのか?」を理解することも、中国という国や文化を知る上で大事なポイントになるかと思います。

■ 蒼井そらさんに学ぶウェイボーの使いこなし方

さてそうした急成長をとげるウェイボーのなかで大人気の日本人が蒼井そらさん。なんとフォロアー数が1,000万人+とのこと。どういうことですか・・・。

苍井空的微博 新浪微博 随时随地分享身边的新鲜事儿

↑ 蒼井そらさんのウェイボー。

そして本書ではどうして彼女がこれだけの支持を得られたかを詳しく解説してくれています。セクシータレントだからでしょ?と考えがちですが(それも大きいでしょうが)、そこには中国の人々とコミュニケーションをとるうえでの貴重なヒントが隠されているかと思いました。

他にも気になるポイントがいろいろあったので付箋はりまくりでしたよ・・・。中国の「今」を知りたい方はいかがでしょうかね。

Facebookやツイッターでさまざまな国が変化を遂げつつありますが、世界最大の人口を有する中国を変える可能性があるのはこのウェイボーなのでは・・・と思ったり。なお、文章も簡潔ですし、現地の人の声を数多く拾っているので本の作りとしてもかなりおすすめですよ。

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