【だらだら旅行記】 モンゴルでハーフマラソン走ってきたよ(まじで)
- July 29th, 2011
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ブログやツイッターではそんなそぶりを見せませんでしたが、先週、モンゴルに行ってきました。ハーフマラソンに参戦するためです(いや、ほんとに)。
「広大な草原を気持ち良く駆け抜け、そのあとにはモンゴル人とビール片手にパーティーをしましょう。しかも優勝者には馬を一頭プレゼント!」というふれこみに惹かれて参加したわけですが、もちろん現実はなかなかに厳しいものでした(苦笑)。
以下、かなりの長文となりますのでご興味とお時間のある方だけどうぞ。
■ 2つのモンゴルマラソン
「だって、普通のマラソンじゃおもしろくないでしょう?」、友人がそう言って勧めてきてくれたのがなんとモンゴルマラソン。「まじか!」と思いましたが、それも面白いと調べてみることにしました。
ざっと検索してみるとどうやら2種類のモンゴルマラソンがあることがわかりました。一つはハーフマラソンまでの「モンゴル国際マラソン」。会場はウランバートルから車で2時間ほど離れた先にあるだだっ広い草原。こちらは今年で15回目、という歴史あるイベントです。
もう一つは昨年、猫ひろしさんが参加したことで有名な「モンゴル・ウランバートル国際マラソン」。こちらはウランバートル市内で開催され、フルマラソンまであります。ただ開催は今年で2回目という歴史の浅いイベントです。
この時点で相当ややこしいのですが(名前が酷似しているし)、「草原」「優勝者には馬進呈」「終わったあとはモンゴル人とパーティ−」というポイントに惹かれて前者のハーフマラソンに参加することにしました。
■ 出発まで
そうと決まれば旅の準備です。エアーについては、直行便は曜日が限定される&空き状況がかんばしくない、とのことで韓国経由のフライトを押さえます。費用は込み込みで10万円ちょっと。
韓国での乗り継ぎ時間が長いのが気になりましたが(往路は3時間、復路は5時間)、インチョン空港はネットやショップが充実していたような思い出があるので「なんとかなるっしょ」と軽い気持ちで向かうことにします。
他にも「地球の歩き方」を買ったりしたのですが、個人的にヒットだったのが某プロジェクトに関わる編集者さんがおすすめしてくれた「モンゴルンルン」という本。
» モンゴルンルン
全ページカラーでモンゴルの生活や風習、ファッションから食べ物まで、軽快な文章で紹介されています。
「風邪をひいたときは母親の尿をのむ」「友達から借りた帽子はつばを吐いてからかぶる」といった(日本人的には)奇妙な記述が満載で、「こりゃ、現地の人に聞くしかないね☆」とテンションがあがってきます。
なお今回、一緒にいくのは友人夫婦と娘ちゃん(7)。奥さんは娘さんの世話があるのでマラソンに参加するのは旦那さんのみ。当日までメールや電話のやりとりで詳細を詰め、成田で落ち合います。
韓国までのフライトは2時間半ほど、インチョン空港では普通にネットがつながるので(なぜ成田は!?)、乗り継ぎ時間はメールしたりビールのんだりおしゃべりしたりビールのんだりビーのんだりルーしてだらだらと過ごします(inspired by @hbkr)。モンゴル空港までの3時間半のフライトも無事に終了。ちなみにモンゴルと日本の時差は1時間しかありません。意外に近い国だな、と思ったのは僕だけですかね。
モンゴル空港では入国審査でわりと並んだのですが、こちらもネットがつながったので(なぜ成田は!?)iPod Touchでツイッターしたりして過ごしました。そのままするすると税関を抜けると友人夫婦が手配してくれたガイドさんが待ってくれています。「どもども」「こんにちは」という感じで挨拶をすませ車に乗り込みます。
なお、お金は空港のATMで普通に下ろすことができました(アメリカの銀行のキャッシュカードからだけど)。あとでわかったのですが、両替する場所によってだいぶレートが違うので気をつけておいた方がよさそうです。ただ物価はとても安いので今回おろしたのはトータルで3万円ぐらいでしたかね。それで5日間過ごしましたがおつりが来るぐらいでしたよ。
■ ウランバートル到着!
ホテルからウランバートル市内までは車で1時間弱。早速、ウランバートルのホテルにチェックインします。この時点で木曜日の23時すぎぐらい。
チェックインのあと「で、盛り上がっているクラブはどこがあるの?」と聞くと、ガイドさんは目を丸くして「今から行くのですか?」と流暢な日本語で聞き返してきます。
事前に友人から「モンゴルはヒップホップがアツい!」と聞いていたので着いた当日といえども、毎晩遊び倒すことを決めていた身としてはここはゆずれません。一人でも行くつもりだったのですが、「心配なので私も行きます」と言われてガイドさん&マラソン参戦の旦那さんも一緒に近くのクラブを攻めることに。
「じゃ、一番近いところにしますからね」と言われて連れて行かれたそのクラブのエントランスフィーは1万Tg(モンゴルの通貨単位ね)。日本円にしてみると700円ぐらいです。それでも高い方らしいのですが、そのぐらいはOK、OKということで受付を軽くすませて足を踏み入れます。
ざっと見渡すと、男性は体格がよくて(そういう人がモテるらしい)、女性はスタイルが良いな、というのが第一印象。とりあえず席をとってビールを飲みながら様子をみることに。DJもなかなか良い感じで、米国で流行っているポップな曲を織り交ぜながらフロアを盛り上げます。
「やっぱり現地のビールっしょ」「とりあえずおかわり」「ロシアに近いからウォッカもうまいに違いない」といった具合にぐいぐいと杯が進み、静かに気分が盛り上がっていきます。
長旅の疲れと心地よい酔いでくらっとしてきたところでDJタイムが終了し、唐突にライブが始まります。どうにも冴えない長渕剛風のボーカルがステージにあがり、サングラスをくいっとあげてから歌い始めます。
「!!!!」
あまり期待していなかったのですが、なかなかどうして。意外にのびのあるボーカルで聞き惚れてしまいます。モンゴル恐るべし、こりゃ、楽しいぞ!と妙なテンションになってきます。また歌っている曲もMichael Jacksonの「Beat It」など、意外性のあるセレクションでぐっと来ます。
何曲か歌い上げるとボーカルはすっと身をひき、またDJタイムが始まります。気分がよくなったので(年甲斐もなく)フロアに出てゆらゆらと音に身をまかせます。「あー、なんだか楽しい旅行になりそうだな、マラソンも良い感じでクリアできるんじゃないかな」とその夜は思いつつ、26時頃にホテルに戻ります。
■ ひさびさの乗馬
次の日は早く起きて1時間ほど離れた草原地帯へ。その日はゲルに宿泊し、乗馬体験をするというプランです。
↑ うーん、良い景色!
ウランバートルから車に揺られながらフリーウェイをずんずん進んでいくと実に綺麗な景色が広がってきます。途中、馬の大群に遭遇したり、羊が道を渡っていたりと、リアルサファリパークを堪能しつつゲル宿泊施設に到着します。
ゲルは思い描いていたとおりで、大自然のなかで気持ち良く寝られそうです。そこに荷物を下ろし、早速乗馬の準備をします。すね当てとヘルメット、あとは軍手を装着して「さぁ、来い!」と馬のいるところまで勇み足で進みます。
↑ 泊まったゲル!
↑ ゲルの中はこんな感じ。
「馬は横に目がついているので正面から近づくと見えにくいです。横から近づいてください」「あなたがパニックになればもれなく馬もパニックになります」「落馬したらわりと本気でひどいことになります」「馬のうしろには決して立ってはいけません(蹴られるから)」などなどの(若干怖い)説明を受けつつ、あてがわれた馬に乗り込みます。
実は高校生のときに馬には乗ったことがあるので(観光地でだけどね)、するりと乗りあがるのは問題なし。手綱の扱いについても記憶が戻ってきました。そういえば脇腹を強く蹴って走らせたな、とぼんやりと思い出します。
ただ予想外に大変だったのが「ハエ」。草原の馬はデフォルトで大量のハエをまとっているのですが、馬に乗って一体化することで僕まで「ハエ」をまとうことになります。ふと下をみると腿には大量のハエ、それを払おうと腕を下げると肩にも大量のハエ、というハエ嫌いには悶絶すること間違いなしの状況です(個人的には、慣れてしまえばどうとでも、という感じだったので途中から気にならなくなりましたがw)。
しかしそのあとの乗馬体験はそうしたプチ不快感を吹き飛ばすほどの爽快感!広々とした草原をぱっかぱっかと進んでいきます(気分は暴れん坊将軍)。日本では観たこともないようなお花畑や、巨大なバッタなどと遭遇しつつ、馬に身体を慣らしていきます。
馬は速度が出てくると、乗っている方としては上下に激しく打ち付けられるので、膝をしめて若干腰を浮かすような格好にしないといけません。そのタイミングが10分ほどつかめなくてしたたかにお尻を打つことに。またそれに慣れたあとも腿の普段使わない筋肉を使うので妙な鈍痛が足全体をおそうことになります。
「乗馬は楽しいけど、こんなに足に負担をかけてマラソン大丈夫かいな?」と心の声が頭に響きますが、気持ちがいいものは仕方がない。明日以降のことは考えずに草原を気持ちの良いと感じる速度で思い切り駆け抜けます。
そのあとは、ランチでおいしいスープをのんだり、草原で生活している現地の人のゲルを訪ねたり(子供がかわいかった!)、また馬にのって調子に乗って速度を出しすぎたり(俺は風になる!)、現地の屈強な若者とモンゴル相撲をとったりしながら(連敗した!w)、大自然のなかでのびのびと過ごします。
↑ 一口ごとに健康になりそうな、とってもおいしかったスープ。
↑ 揚げた皮に羊肉をつめたこちらもおいしかった!やたら食べさせられたけど。
夕食が終わったあとは心地よい疲れに身をまかせつつ、気が遠くなるような立体的な星空をながめたり、トランプをしたりして(七並べとかひさしぶりにやった)、東京では味わえないような解放感を存分に堪能しました。
次の日は観光地として有名なテレルジ国立公園に移動します。途中らくだにのったり、トナカイと写真をとったり、馬にのって小高い丘から壮大な景色を楽しんだりしてホテルに戻ります。その時点で土曜日の22時ごろ。次の日はいよいよマラソン本番です。
■ 土曜の夜だしね
ただそうはいっても土曜日の夜。
一番夜が盛り上がっている曜日にじっとホテルにいるわけがありません。ガイドさんを紹介してくれた現地滞在中の日本人女性に電話して「一杯、飲みましょう」とお誘いしつつ、近くのクラブに繰り出すことに。だいたい盛り上がってくるのは25時ごろだろう、と見当をつけてちびちびとビールを飲みながら過ごします。
その間、どんどん人が入ってきて盛り上がってくるのですが、なんというかモンゴル人女性がすごい。スタイル良すぎです。腰の位置が高いし、なぜかみんなボディコンだし(懐かしいぞ)、かわいい系というよりもきれい系の女性が楽しげに踊り狂っていてこちらもテンションがあがってきます。
ただ声をかけるにも言葉通じないし、あまりにもスタイルが違うので横に立ちたくないし(苦笑)で、カウンターに陣取りつつ、すっかりマラソンのことは忘れたふりをしてビールのおかわりを頼み続けます。
すると急に白人男性に話しかけられます。「日本人ですか?」、彼は自然な日本語でそう言ったあとに「実は恵比寿で働いていたのですよ。あ、こちらは僕の友人。新潟の大学に留学していました」と友達を紹介してくれます。まさかモンゴルのクラブで日本語を話せる外人に会えるとは。
海外に行くとこういうボータレスに働いている人達に普通に出会えるのが大きな刺激になりますよね。居心地の良い日本に閉じこもってばかりではいかんな、と一瞬、酔いがさめる思いでした。
そうこうしているうちに夜中の2時に。盛り上がりは最高潮ですが、さすがに次の日マラソンだし、そろそろ退散するかと席を立ちます。
ただ、近くにいたモンゴル人女性がとてつもなくかわいくて(&スタイルが良くて)、ちょいと声をかけてから(まぁ、一緒にいた友人の力を借りたのですが)クラブをあとにします。
最後にその女性が「ありがとう!」と言ってくれたのですが、その満点な笑顔が脳内でぐるぐるしつつ、ホテルで心地よい眠りに落ちることができました(ありますよね、こういうのw)。
■ さて、マラソンへ
さてマラソン当日。良い感じに二日酔い&乗馬による筋肉痛です。マラソンが主目的だったはずなのにまったくもってロボコン0点的な(ふ、古い・・・)コンディション。
しかし苦笑いしながらも後悔はなし!すべては自分が好きでやったことだし、自分に負けずに出来る範囲でベストを尽くし、完走することを静かに誓います。
早朝に起きてストレッチ&朝食を済まし、朝8:30に集合場所のホテルに行くとわらわらと日本人が。あとでわかったことですが、今回の参加人数は1km、5km、10km、ハーフを含めて100名程度。ハーフの参加者はそのなかでも50名ほど。
受付をすまし、初めて会う人達と軽く自己紹介をすませると主催者の方から挨拶と簡単な説明があります。関西弁の腰の低い感じの方がいろいろ説明してくれるのですが、丁寧な語り口とは裏腹に内容がいろいろとひどいw。
「まず最初に言っておきますが、時間どおりには進みません(本当だった)」
「会場まで2時間、着くのが11時ごろ、スタートは14時からです。その間は自由時間です(炎天下で3時間も?)」
「距離は手作業ではかっているのでハーフといいつつもちょっと短かいこともあります。記録は真に受けないでください」(← 既にマラソンじゃないw)
「これから会場に移動しますが、現地にスタッフがいるかはまだ不明です(えー・・・)」
「不満はいくらでも聞きます。でも我慢してください」
つっこみどころ満載のスピーチが続き、その場にいた人は「ははは、笑うしかないな!」組と、「え、どういうこと?」組に分かれてしまったような・・・。
個人的には前者ですが(ただ、こういうことは事前に周知してくれないと困りますよね)、ガチギレしていた人もいて最初から不穏な空気が流れます。
そのあとも「こっちのバスに乗ってください」「すみません、こっちのバスでした」「ごめんなさい、やっぱりさっきのバスに乗って下さい」などのやりとりがあったり、道中の休憩所で「運転手、どこいった?」と言っているスタッフの人がいたりと驚きの連続で飽きることがありませんw。
でもそういったことがありつつも、一緒にいた人達は、わざわざモンゴルまで来ているだけあって(良い意味で)変わった人ばかり。妙に世間話がもりあがります。マラソン運営への一抹の不安がありつつも、こうした人達に会えただけでも遠くまで来てよかった!と実感することしきりでした。
そうこうしているあいだに会場到着。ちなみにモンゴルは道が悪いところが多くて、バスがかなり揺れました。もう揺れるというか叩きつけられるイメージです。まるで馬に乗っているみたいで寝ることはおろか、逆にマラソン前に疲れてしまいますw。柔道で襟をとられて上下に揺さぶられるのをイメージしてもらえればだいたいあってます。
事前に説明があったように会場では3時間の自由時間。じりじりとした暑さのなか、配られたおにぎりと水をたいらげ、近くにある巨大チンギスハーン像がある博物館にて涼みます(冷房がきいてた)。
↑ 冗談みたいだけどこれが博物館。チンギスハーン像が巨大すぎる。
しかし3時間もすることはないので、博物館の中にあるソファで仮眠をしたりして時間をつぶします。うとうとしつつ時間を確認し、集合時間近くになったのでランニングウェアに着替えてスタート地点に歩いて行きます。
↑ こちらがスタート地点。
この時点で13:30ぐらい。とにかく暑い。日焼け止めをしてなかったらかなりひどいことになるだろうな、という日差しのなか、ストレッチをしたり、軽く走ったりしてみます。
うん、筋肉痛、全然治ってないw。
足をあげるたびに腿の肉に痛みが走りますが、なんとかつらないように注意しつつ走るしかないか、と諦念にも似た軽い覚悟が出来てきます。
スタート予定時刻は14時。しかし13:30すぎから始まった開会式はまったくもって終わる兆しをみせません。モンゴルの民族舞踊やスピーチなどが続き、「こ、この暑さでこの待ち時間はきつい・・・」とみんなで話しつついろいろが終わるのを待ちますが、そうこうしているあいだにすでに14:30w。
いやはや、いつスタートするんでしょうね、でももう終わりそうじゃないですか、そろそろスタート地点に並びましょうよ、お、みんなも並び始めましたよ、とだらだら動いていたその刹那。
「パン!」
なんとカウントダウンもなく(聞こえなかったのですが)、いきなりスタートの合図。急に走り出す選手たち。もうもうと吹き上がる砂煙。足を前に出しながら感じる鈍い筋肉痛。
おいおい、と苦笑しながらスタートしましたが、抜けるような空のもと、跳ぶように走り始める気分は最高です。草の上と、砂の上とどちらが走りやすいかな、などと考えながら自分のペースを手探りで見つけて行きます。
最初はゆるい下り坂、コースはなんとなく前の人についていく、という具合で走り続けます。ハーフのコースは5km地点までを2往復することになります。手元のNike+を見ながら距離を確認し、草原の先に視線を移しながら「あー、たぶんあそこらへんまでだなー」と見当をつけてずんずん進みます。
しばらく走ると、「草原はアスファルトと違って足に優しいはず」と思っていたのが間違いだったことに気付きます。たしかに土は柔らかいのですが、でこぼこがありすぎて足をとられないように気を遣いながら着地点を見極めて行かなくてはなりません。この地味な作業がコース終盤では重くのしかかってきてわりと大変でした。
また途中には給水所があるのですが、紙コップに入れた水ではなくて、ペットボトルをそのまま渡されます。こんなに飲めないのでちょっと飲んであとは頭からぶっかけてほてった身体を冷やします(すぐに蒸発しちゃうほどの気温なんですけどね)。ちなみに数も適当に用意されていたらしく、友人は「最後の方に水がなくて困ったよ」と言ってました(どういうことだw)。
それからコース上にトイレがないのも気になりました。男性はまだいいのですが、女性はもしもの場合、どうするのだろう?と思ったり・・・。だだっぴろい草原なので隠れるところもないし・・・。
5km地点まではまずまずのペース。そのまま折り返しますがやはり筋肉痛がつらい。またハーフを走っているのは50名程度なので前後の感覚がつかめなくて(誰もいない)、一人で走っているとどんどんペースが落ちてきてしまいます。
さらに5km地点にはあった「ハーフの人はここで折り返し」のカンバンが10km地点には設置されていなくて(おいおい)、そのまま通り過ぎてしまうという痛恨のミス。しかも余分に走ったコースが急激な上り坂で、心理的なダメージが大きい!
しかし「自分に負けない!」と決めていたので歯を食いしばって足を運びます。ただ、いつも思うのですが、空手の練習に比べればたいしたことはない!空手の組み手では完全に息が切れている状態でも相手が殴ってくるのに備えなくてはいけませんが、マラソンでは殴られる心配がありませんw。息はきれて足もつらいですが、自分の心がおもむくままに身体を動かすことができます。
ハーフのコースでは折り返しが何回かあるので、お互いに声をかけあいます。「ファイト!」「おう!」という掛け合いのなかでエネルギーが湧いてきます。日本人にしか声をかけないのも変なのでモンゴル人にもまんべんなく声をかけると軽く手をあげたりして応えてくれます。こうなるともう言語とか関係なく励まし合いができるのだな、と静かに感動しつつ足をすすめていきます。
ようやく15km。あと5kmちょっとでゴールとわかればモチベーションが湧いてきます。最後の心臓やぶりの上り坂もなんとかこなし(ひどいペースだったけど)、倒れ込むようにゴール!先にゴールした友人達(その日が初対面だったけど)がやさしく迎えてくれます。
途中、歩きもしなかったし、棄権もしなかったし、自分に負けることなくゴールができて一安心。手元を見るとタイムは「1h46」、距離は「20.2km」。やっぱりハーフの距離には満たないのね、と思いつつ、もらったペットボトルの水を一気に飲み干します。ちなみにタイム測定用のチップなどもないので、自分ではかった時間がそのまま記録になるようですw。
いろいろありましたが、まずはモンゴル旅行の第一の目的を果たすことができて、充実した気分を存分に味わうことができました。
そのあとは表彰式があり(本当に馬が贈呈されていたw)、楽しみにしていた草原パーティが始まります。
常温のビールがふるまわれ(ま、しょうがないですねw)、ごろごろしたモンゴルの骨付き肉を食べ放題(うまかった!)で参加者と楽しくおしゃべりしながら交流を深めることができました。
↑ 表彰台と賞品の馬。2位には日本からの鬼塚選手が!かっこよかった!
帰りのバスはあいかわらずひどい揺れで何回も寝ようとしてうまくいきませんでしたが、それも良い思い出です。
隣に座ったやけに日本語が流暢なモンゴル人学生とモンゴルの風習について話をしつつ(お母さんの尿を飲む人は本当にいるらしい!)、2時間ほど揺られてウランバートルに戻りました。
■ 最終日、そして日本へ
結局、市内に着いたのは21時ごろでしたが、マラソンを一緒に走った人達と「やっぱり夜は繰り出すでしょ?」という話がまとまり、23:30にふたたび集合。
「クラブ行こうぜ!」という話を聞きつけた他の人もわらわらと合流して10名+ほどでクラブに行くことに。しかも「日本人だけだと心配!」という優しいモンゴルの女子大生(しかもかわいい!)がアテンドしてくれて思いの他楽しかった!
行ったクラブは現地の学生がよく行くハコらしく、エントランスフィーも安いし(400円程度)、ビールも300円ぐらい。じゃんじゃか豪快に頼んで踊りまくったり話しまくったり、最後の夜にモンゴルの人とわいわい楽しめて本当に良かった!
日曜日だったので心配していたのですが人も多くて、モンゴルの若者はこうやって楽しむのね、と目の当たりにできて勉強になりました。
なんだかんだと深夜3時まで遊びまくり、帰りはモンゴル人の学生が手分けしてタクシーで送ってくれました(優しい!)。ホテルにつくやいなや、肉体の疲れも手伝って「いやはや、モンゴル楽しいな!」と思いながらすぐに幸せな眠りにつくことができました。
次の日は市内観光をしつつ、23:50のフライトに間に合うように空港に送ってもらいます。
↑ 市内のレストランにて。こういう肉がうまい!
↑ おいしそうでしょ!
ただし空港でトラブル発生。チェックインを待っていると「嵐でフライトが遅れます。出発は明日の朝6時です」とアナウンスが・・・。このまま市内に戻っても往復で2時間かかるし、「ま、空港のベンチで寝ますか」ということで初空港宿泊体験。
そのままモンゴルの空港で夜を明かし(わりと快適だった)、朝6時のフライトで韓国に向かいます。ただ渡された成田への乗り継ぎチケットは18時発のもの。韓国に着いたのは10時なので8時間待つことになります。こういうときはやっぱり交渉でしょ、ということで乗り継ぎカウンターへ。
そのカウンターで対応してくれた韓国女性がとんでもなく好みだったのでフライトの話じゃなくてもっとメアドとか聞きたいとか何を言っているんだ俺は、うわだれだおまえは(ry
じゃなくて、英語で「ねぇ、もっと早いのないの?」と聞くとラッキーなことに40分後(!)のフライトで席が取れることが判明。「すぐなので急いでね」とにっこりした笑顔で言われてズギューン!と来たのは関係ないですよね、そうですか。
まったくもって時間がないので、なかば駆けるようにして乗り継ぎをすませ、韓国でおみやげでも買おうかな、という計画は泡のように消え、無事に成田につきましたとさ。
いろいろありましたが、モンゴル、とっても楽しかったです。モンゴル人もやさしかったですし。
マラソンの運営についてはどうなの?と思いましたが、もう一つのフルマラソンの方も「前日にスタート時間が一時間早まった(え!)」「交通整理がうまくいっていなくて最後は車のあいだを縫うように走る羽目になった」という話も聞いたので、まぁ、全体的に仕方がないかな、と思いました。もし参加を検討されている方がいたら相当の覚悟(トラブルを楽しむぐらいの気持ち)で行かれることをおすすめします。
そんなところですかね。かなりの長文でしたが、一つの人生的記録エントリーということでご容赦くださいな。
ちなみにモンゴルで思い出すのは成毛さんの次のエントリー。マラソンとはまったく関係ないですし、内モンゴルの話ですがあわせてご紹介しておきます。













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