【書評】 中国巨大ECサイト タオバオの正体

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先日、北京に行ったときにこの本の著者さんにお会いしてきました(若くてイケメンだったよ・・・)。だからというわけではないですが、ネットビジネスをされている方には必読ではないだろうか?とひさびさに本気で思った本。おすすめです。

この本では、中国の巨大ショッピングサイト「タオバオ」がいかにして成功してきたかが、詳しい事例とともに紹介されています。いわゆる日本でいうところの楽天、ヤフオクなのですが、さすが中国、いろいろな数値の桁が違いますよ・・・。

個人的には「中国はまだまだネットショッピングなんて・・・」と思っていたのですが、全然間違えていたことを痛感。それどころか日本でも見ないようなプロモーションの数々に感心することしきりですよ。

日本企業もユニクロをはじめ、日本製の粉ミルクを輸入している(ほぼ個人)企業がタオバオを使って大成功をおさめているようです。もちろん成功事例を中心にとりあげているのでしょうが、それでも中国ECのエキサイティングな現状が伝わってきますね・・・。

いくつか気になるポイントやらエピソードやらがあったのでざざっとご紹介。

  • 中国ではチャットが大流行。ビジネスの交渉もチャットで、ということも珍しくないそうです。そうした背景をうけてタオバオではリアルタイムチャットによるカスタマーサポートを展開。中国ECの最大の課題である「信用」をこれで獲得したそうです。
  • また厳しい「偽物排除運動」も実施。偽物を販売したら罰金、7日以内の返品には理由のいかんを問わず応じること、といった厳しいルールをしいているそうです。こうした地道な努力によりサイトの信頼をユーザーから勝ち得てきたそうです。
  • キャンペーンとしては、フラッシュマーケティングならぬ「秒殺プロモーション」を展開。「午後3時にレノボのノーパソを1元(10円ちょい)で販売する」といったような思い切ったもの。かなりの人が訪れるため、キャンペーンとして大きな効果があるらしいです。
  • レノボのタオバオショップではチャット対応スタッフの名前が歴史上の美人になっているらしく、大変好評とのことw。中国4,000年の歴史だけにうまいw。
  • スポーツショップのKappaでは、「1日イケメン店長」の企画を実施。人気アイドルが店長になり、限定商品を販売、抽選で20名とビデオチャットなどを実施。大評判だったらしい。日本でもAK(ry

その他、ショップさんの涙ぐましい苦労話や、中国ならではの商慣習、中国人がネット上でどういう行動をするかなどなどが具体的にわかりますよ。

最近は日中でいろいろな問題がありますが、やはりあのマーケットは無視できないですよね。どういうアクションをとるかは別として、お隣の国事情は一般教養として知っておくべきかと思います。

それから個人的にもっとも感動したビジネスモデルを最後にご紹介。

そのサイト、「淘女郎」というのですが、ショップ商品のモデルになりたい人を募集するサイトです。

モデル志望の人はここで登録し、ショップからコンタクトがあったら送られてくる商品を持ったり着たりして、その写真を送り返します。ショップはその写真を使い、売れた商品のアフィリエイトがこのモデルの報酬になる、という仕組みです。

これ、なかなかうまいのではないですかね・・・?日本でもできそうな!?素人と読者モデルの中間ぐらいの存在ですかね。

» 淘女郎

というわけで、お隣の国なのに知らないことばかりで大変勉強になりました・・・。文体も丁寧でさらりと読めるので是非。

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» 中国巨大ECサイト タオバオの正体 (ワニブックスPLUS新書)

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