地震の学習館で勉強してきたの巻

SPONSORED LINK

Pocket

週末、目黒のARGENT(お気に入り)でランチ。カリスマブロガー悲しい恋の物語について語ったあと、ふらふらと歩いていたら「地震の学習館」を発見。目黒防災センターに併設されています。

jishin_hp.jpg

↑ 目黒の「地震の学習館」。入館無料。

ドアをみると「開館中」とあるのでちょっと覗いてみることに。自動ドアを抜けてどんな感じかな~と中を覗き込む。

すると受付の紳士が「お入りになりますか!」とメガネの奥から妙にキラキラした目で聞いてくる。

ちょっと気おされるも「ええ、是非」と答えると、紳士はさっと立ち上がり、奥から案内役の方(感じの良い女性の方でした)を連れてきてくれる。

「お時間はどれぐらいでしょう?」

「逆にどれぐらいかかりますか?」

「一時間ぐらいですかね」

「30分~40分ぐらいでできればお願いします。」

「かしこまりました」

高級ホテルなみの対応になぜか感動。人がいなかったせいもありますが、ずいぶん丁寧に案内がはじまります。

「日本の断層はこうなっていて・・・このときの地震は大変でそのあとボランティア組織ができるようになり・・・このときは壁が崩れたのでそのあと法律ができて・・・」

パネルを見ながらいろいろ説明してくれます。いくつかのパネルを見せてもらいながらふむふむと聞いていました。しかしパネルだけなのかなぁ、シミュレータとかないのかなぁ、と思ってまわりを見回しても何もなさそうです。ここの規模は小さいのかな、と思ったときに声をかけられました。

「さ、今度は下に行きましょう」

そう促されて地下へいきました。

・・・そこからがすごかった。

■ 消火器で火を消すぞ、の巻

まずは消火器体験。消火器は別にめずらしくもないし、どこにあるか把握してはいますが、実際に使ったことがあるかどうかは別です。

この学習館ではストーブから出火する様子をビデオで流しつつ、それを自分で消火器を使って消す練習をさせてくれます。

消火器からは粉末ではなくて水が出るようになっています。しかもその水をディスプレイが感知して、うまくいけば火が消えるというさりげないハイテクさ。

数十秒の説明ビデオが終わったあとにいよいよ実践です。

「さ、はじめてください!」

と促され、意味もなくハイテンションに(笑)。

煙でもなく、炎でもなく、ちゃんと出火元に水をかけるとビデオの中の火がみるみる消えていきます。これで消えただろう、と思って水をかけるのをやめると、

「ちゃんと煙が消えるまでやってください!」

と注意される。はい、すみません!ってな感じで消火再開。無事に消すことができました。

「この大きさの消火器は12秒しか使えませんから効率的に消してくださいね」と終わった後に笑顔でやんわりと言われる。12秒しか使えないんだ・・・勉強になりました。

■ 震度6を体験してみるぞ、の巻

そして次は「地震の学習館」と言えば真っ先に連想するであろう地震シミュレータ。円形の台に載せられます。

jishin_simu.jpg

↑ 円形の台と映像を映し出すパネル。

「正面のパネルに地震の様子が映し出されますからね。震度6だと何が起こるか見てみてくださいね」

そう言われてパネルを見ていると一般家庭のダイニングが映し出されます。そしてきたーってな感じで揺れが始まります。

ビデオの中では逃げ惑う家族、倒れる家具、割れるガラスなどが映し出されます。何人かの家族も映っていますが、きちんと机の下に隠れる子、うろうろしているだけの子などがいます。自分がそこにいたらどうするだろう、と考えちゃいます。

「地震がおきたらまずは机の下に行ってくださいね。机の下にいったらちゃんと机の脚をもって下に押さえつけておいてください。そうじゃないと机が動いちゃいますからね」

なーるほど・・・勉強になりました。

そして次は屋外での震度6を体験させてくれます。ブロック塀が倒れ、看板が落ちてきて、電線が・・・なにげない映像ですが、実際に揺れる台の上に載っているとさきほどと同じく「自分だったらどうするだろう?」と妙に考え込んでしまいます。

「外にいるときはとにかく何がふってくるかわかりません。頭と首を荷物で保護してくださいね。荷物がないならジャケットでもかまいませんから」

こういうことはわかっていても実際にその場を体験しないと実感がわきませんよね。シミュレータではありましたが、とっても勉強になりました。

■ 煙は怖い・・・の巻

さてお次は「煙」体験です。地震で被害が広がるのは火事。そして火事で危険なのは煙です。煙の怖さを説明するビデオを見せられたあとに煙が充満したせまい廊下を脱出するゲーム(?)をさせられます。

「この廊下には4つのドアがありますが、2つは開きません。がんばって出口まで行ってくださいね!」

妙に明るく送り出されるのですが、入ってみると先ほどのビデオのせいか、煙にやたら敏感になっています。「一瞬たりとも吸い込まない!」という無駄に堅い決意をし、ハンカチを口にあてて姿勢を低くします。

途中途中、ドアをがちゃがちゃやりながら無事に無呼吸で脱出。結構必死でした(笑)。

「煙は本当に怖いですからね。ハンカチをもっていなかったら服を脱いででも口にあててくださいね。直接吸っちゃだめですよ。そのとき大丈夫でも、次の日に亡くなられる方もいますからね

そ、そうなんですか・・・ガクブル。気をつけます。

さてそうこうしているうちに30分は経ってしまいました。

「そろそろお時間ですね。あとはあそこにゲームがあったりするのでもしお時間があれば見ていってくださいね」

あくまで親切な案内役の方。ちゃんと時間を気にしてくれていてかなり好感度高いです。さてまわりを見回すとちょっと気になるアイテムが・・・。

■ 人工呼吸練習機が出来すぎの巻

「あれは何ですか?」(What is that?)

「あ、あれは人工呼吸と心臓マッサージを練習するものですね」

「今できますか?」

「えぇ、もちろんできますよ」(にっこり)

せっかく来たのでこれも教えてもらうことに。しかしこの練習用の人形がとってもよく出来ている。

jishin_doll.jpg

↑ こんな感じ。名前あるんだろうか。

「これ、スウェーデン製(違うかも)なのですが、ちょっとこれを見てください。」

そういって右目のまぶた(ゴム製)をこじあけます。

「いいですか、これが通常の目です。で、・・・」

そういいながら今度は左のまぶたを開きます。

「これが瞳孔が開いている状態です。これは危険な状態です」

よく漫画で「瞳孔が開いてますね」というシーンがありますが、実際に見せてもらうとわかりやすい。

「次に意識があるか確認しますね。ここで揺らしちゃだめですよ。左手を相手のおでこにおいて、右手で肩を叩きながら声をかけてあげてください」

「次に気道の確保、人工呼吸、心臓マッサージ、・・・」

そう言いながら次々にレクチャーを受けます。一通り終わったら「じゃあ、次はあなたの番ですよ」ということで実際にやりはじめます。

そこからがこの練習用の人形の真骨頂です。

ちゃんと十分な空気が人工呼吸で送り出されているか、心臓マッサージがちょうど良い強さかどうかを診断してくれるのです。しかもその様子がグラフになってわき腹から印刷されてきます(笑)。すげー。

jishin_report.jpg

↑ マッサージの強弱度合いがグラフに。

終わったあとにそのグラフを見ながら指導を受けます。

「ここ、全然空気はいってないですよ。三回目のマッサージは良かったですね」。

ちゃんとしたやり方ができるまで何度もやらせてくれました。程度の強弱をこうして指導されるとさすがにわかりやす。すごいハイテク・・・ここで感動がきわまり案内の方に質問。

「これって写真とってもいいですか?」

「え、いいですよ。何でも撮ってください」

「ひょっとして撮ったものってインターネットのホームページに載せてもいいですか?」

「いいですよ。ここに前にいらっしゃった方はブログに書いてらっしゃいましたよ」

おお、気を使って「インターネットのホームページ」と言ったのに、すらりと「ブログ」の言葉が。ブログおそるべし。

■ サバイバルゲームでピンポンの巻

さてこれで一通りシミュレーション系が終わりました。「あとは適当に見て回ってくださいね」と言う案内の方にお礼を言い、ぶらぶらと見て回ります。

するとサバイバルゲームなるものが。普通のキッチンに併設されたダイニングルームを模した一画に不自然にもビデオ画面があります。

そのビデオ画面の下に「開始」ボタンがあるので反射的にクリック、じゃなくてプッシュ。

するとゲームが始まります。どうやら地震が起きたときに何をすべきかクイズが出されるのでそのとおりの行動をしなくてはいけない模様。部屋の中に六箇所のセンサーがあるらしい。

「大きな地震がおきました。さて、どうしますか。5秒以内に判断して行動してください。」

5秒以内・・・チャーリーとエンジェルみたいなシチュエーションに萌え燃えまくりです。

ぬ、どうすべきか、とりあえず机の下に!と思い机の下にもぐると「ピンポーン!」。なに、このコミカルな俺(笑)。

そう苦笑しながら火を消したりいろいろして全問クリアー。簡単ではありましたがとっても勉強になりました。体を動かして学習できるのがいい。

というわけで当初の予定時間を大幅に越えて遊んできた「地震の学習館」。かなり防災知識が高まりました。

やっぱり実際にやってみると全然違いますね。そういう事態に陥るのはごめんですが、いざというときにパニックになってしまう可能性がだいぶ低くなったと思います。

東京の目黒になりますが、もしご興味があればどうぞ。開館時間等はホームページからご確認ください。ちなみに入場は無料ですよ。家族やカップルにもおすすめです。

» 地震の学習館(東京都目黒)

ツイッターもやっています!

SPONSORED LINK

  1. 地震の学習館

    「i d e a * i d e a – 地震の学習館で勉強してきたの巻」という記事を発見。
    この学習館ではストーブから出火する様子をビデオで流しつつ、それを…

  2. 思考代替ツール (MyOrbital.com)

    思考代替ツール Feb 20, 2006 インターネットのおかげで世界中からモ…

  3. 目黒に大変なものが・・・

    きょ、今日の百式ご、ごらんになりましたか?東京にいれば、絶対行ってますね。いやー、おもしろそう!世の中には知られてない面白いものが一杯あるんですねー、インターネ…

  1. No trackbacks yet.