いきなりで恐縮だが、自分では結構アイデアマンだと思っているし、そう言われたりもする(自分に自信を持つことはいいことだね!)。
そんなわけでよく独自の発想法がありますか?とか聞かれるのだが、今まであまりまじめに考えたことがなかった。
もちろんKJ法とかブレストとかも普通にやっていると思うのだが、それで独自のアイデアが出てくるとは正直思っていない(数はたくさん出るけどね)。
「ではどうすればユニークなアイデアが出てくるか?」
そんなことを普段から考えていたのだが、次の記事を読んだときに「あぁ、そうかも」と思ったのでちょいと自分なりに自分の発想法を整理してみる。
» Idea, Problem and Trigger Bank
この記事の中で説明されているのは、「アイデアを出すためにはアイデアを記録する必要がある。それらはIdea Bank、Problem Bank、Trigger Bankに分けられる」という考え方だ。
ここで注目したいのはTrigger Bankという考え方だ。一言でいえば「それを見ているとアイデアが湧いてきそうな物、事柄」であろうか。それを見たり読んだりしたときに「あぁ、これおもろいかも」「あぁ、これ素敵かも」と思うものだ。
これらはそれを見たときにアイデアが湧いてくるというものでもない。ただ単にきれいだな、とか、エッジが立っているな、と思うだけだ。しかし「あれ、考えなくちゃ」と思ったときにそこを見るとアイデアが湧いてくる、というものだ。時間差でやってくるアイデアの起爆剤みたいなものである。まさしくアイデアのトリガーとなるものである。
さて振り返って自分の発想法だが、よくよく考えるとこうしたものは実にシステマチックに集めていた。個人的にやっていることだが、参考までにちょっと紹介してみよう。
1. デザインがきれいなサイト
デザインがきれいなサイトはローカルのブックマークに貯めまくっている。きれいだな、と思ったらすかさずブックマークである。オンラインのブックマークでもいいのだが、使うときは一気に開くのでSleipnirのブックマークを使っている。

↑ ブックマークはこんな感じ。Sleipnirだと一気に開ける。

↑ 最近ブックマークしたサイト。きれいだし、動きがおもろい。なにかの参考になりそうだ。
これらのサイトはデザイン全般で悩んでいるときにとても役に立つ。サイトデザインだけでなく、文書やグッズのデザインにも役立つ。これらを見ながら「自分はなぜこれをブックマークしたのか?」を冷静に考えると目をひくための要素は何かがわかってくる。
2. 会話で使える言い回し
いやー、あまり言いたくないけど、会話で使えるサイトということであればここがイチ押しである。昔はやった言い回しとか、思わず笑っちゃう言い回しがたくさんあります。「ボケてみよう」「写真と一言」のバックナンバーが秀逸です。合コンに行く前にチェックすることが多いです(嘘、いや、ごめん、本当)。

» アホいうやつがアホじゃ
3. 売れる言葉
広告や本を読んだときに出くわした「売れる言葉」というのもWikiで整理していた。プレスリリースを書くときやイベントの告知文章を書くときはいつも参考にしている。残念ながら公開はしていないが、こういうの貯めておくといいですな。キャッチコピー系の本を2、3冊読めばすぐ作れるか、と。本を読んでそのままにしておくより、再利用できるようにこうして貯めておいたほうがいいですね。
4. ビジネスモデル
これはうまいなぁ、と思うビジネスモデルもWikiで整理している。新しいビジネスを考えるときはここらへんのリストを参考にしている。海外のビジネスモデル紹介だとRafe Needlemanのコラムや、Release 1.0が参考になりますかね。国内だと石原明さんの「経営情報レポート」がおすすめです。

» Rafe Needleman

» Release 1.0

» 経営情報レポート(石原明さんの月次レポート)
5. その他もろもろ
上記の情報源はよく見るが、もちょっとアイデアが欲しい、というときに見るのが(手前味噌だが)百式のアーカイブ。毎日書いているのであまりまとめて見ないのだが、たまにまとめて見るとああ、そういう考え方もあるよね、と自分に教えられていい感じだ。
とくに最近は月ごとにまとめて見れるようにしたのでアイデアを探しているときは直近の月のエントリーを見ていればなんらかのアイデアが出てくる。自分でいうのもなんだがおすすめである。検索もできるしね。

» 百式
最初と最後に自分を褒めるという微妙なエントリーになってしまったが、発想法に関して自分が個人的に感じていることをまとめてみた。
ユニークなアイデアを出すには、自分がきれいだな、うまいな、と思えるものをシステマチックに貯めておくことが秘訣っぽいですな。自分のTrigger Bankをいくつ持っているかがアイデアマン(Politically Correct的にはアイデアパーソンか)の一つの基準かな、と思ったり思わなかったり。
おしまい。